大阪府・吉村知事が定例会見4月22日(全文4)法と手続きにのっとって進める
さらに感染者増の場合に最も懸念していることは?
朝日新聞:すいません、最後に。今後さらに感染者が増えた場合に最も懸念されていることは何かお伺いできますか。 吉村:やはり医療の受け入れ体制だろうというふうに思います。そういった意味で、重症患者の方のICU、HCUを確保、さらにしていくということも重要だし、もっと重要、さらに重要になってくるのがコロナ専門病院だろうというふうに思います。中等症の方を受け入れるコロナ専門病院というのをしっかり確保して、その病床を確保していくということが医療崩壊を防ぐということにつながるんだろうというふうに思っています。 もちろんその専門病院を中核としながら医療機関にお願いをしていくわけです。そのために必要な今回の予算でも、いろんなこういう予算を組みましたから、医療機関にこういったバックアップ制度もつくりながらお願いをしていくわけですけど、最後はそれぞれの病院の判断になってきますので、そういった意味では、医療機関に要請をお願いしながらコロナ専門病院を、簡単な話じゃないけど、つくっていくと。そして医療崩壊を防ぐというのが感染拡大したときの一番重要なポイントになってくるんじゃないかなと思います。 もっと重要なのは重症者を増やさないというか、市中の感染を増やさないということなので、われわれ1人1人の行動が一番大事なんですけど、その次に大事なのはやはり医療機関のキャパシティー、これを広げていくことだろうと思っています。 司会:次のご質問。そちら。
一般の病院に対する物資などの支援の方針は?
テレビ大阪:テレビ大阪の【フクモト 01:11:19】です。先ほどの話の続きといいますか、医療体制についてなんですけれども、コロナ専門病院ではなく、「なみはや」の例もありますけれども、一般の病院に対する物資であったり、きのうの協議会でも感染症の専門家が必要なんじゃないかというような意見も出されていたんですけれども、その点について、予算面も含め、今後の方針みたいなのがあれば教えてください。 吉村:まず、コロナの対応をしてもらえる病院、病床というのがそもそもそんなにたくさんないものを広げていくという態勢がまず重要だろうと思っています。そうするとほかの病院とのやっぱり連携っていうのも重要になってきます。ICUとかを確保するということであれば、それをやっている病院の数っていうのも大阪で三次救急は16ですから、16の病院の中で今、4つの公的病院についてはコロナをできるだけ中心に受け入れるようにという方針を示してICUの枠を確保していますから。そうするとほかの、じゃあ交通事故とかで入ってくる患者さんを周りの病院で受け入れると。全体としてやっぱり逼迫してくることになると思いますが、ただそこは協力していかないと、じゃあコロナで重症の方を見殺しにするのかという問題になっちゃうので、やはりそこは医療崩壊という意味ではなくて医療協力ということはやっぱりしていかなきゃいけない、広げていかなきゃいけないだろうと思っています。