なぜ令和の今、“CDコンポ”を買ったのか
実際に「M-CR612」は、コンパクトボディながらもフルデジタルパワーアンプを備え、あらゆる音楽を楽しむことができます。 CD音源だけじゃなく、ネットワークオーディオ機能も大幅に強化され、SpotifyやAmazon Music Primeなどの音楽ストリーミングサービスにも対応。専用の「HEOS」アプリをコントローラー代わりとすることで、複数のソースから保存された音楽をまとめて検索・再生することもできます。これが非常に便利!
さらにはAirPlay2やAlexaによる音声コントロールもできるので、私がオーディオに求めていた機能が全部盛りの素晴らしいスペックとなっています。
好みのスピーカーでより自分好みの空間へ
「M-CR612」のアンプ出力は最大60W+60W。コンパクトモデルにも関わらず、マランツが培ったきた高級機の開発ノウハウが惜しみなく活用されており、音の鮮度が高く、パワーと迫力ある音質が実現されています。 また、1chにつき2つのアンプを用いる「BTLドライブ」を全4chに採用し、オーディオ本来の出力や音質が向上。そのおかげで、ユーザーはより自分好みのスピーカーを選ぶ選択肢が広がりました。
そんな中、私が「MーCR612」の相棒として選んだスピーカーはKEFの「Q150」。コンパクトな「MーCR612」と並べてもサイズ感がピッタリハマり、オーディオ店で数々のスピーカーを視聴しましたが、その中でもピカイチの音質でした。 ちなみにKEFは1961年にイギリスで設立されたスピーカーブランド。この「Q150」には、一つのスピーカーユニットに高域と低域を受け持つUniーQと呼ばれる同軸型ユニットが採用され、コンパクトモデルとしては別格と言える表現力を備えています。また、Uni-Qは2000万円を超えるKEFの最上級モデル「ミューオン」にも採用され、その実力は折り紙つき。 特に低音が前にしっかりと出てくるのを感じられ全体的にもクリアで、部屋全体に均一に音を鳴らしてくれるのを感じることができます。爆音にせず、たとえ小さな音で聴いてもしっかりと没入できるサウンドを奏でてくれる印象です。 「MーCR612」と「Q150」はどちらも10万円以下とコスパ最強なのに、その見た目からしても部屋のグレードがワンランク上がった気分にさせてくれます。良い音楽を良い音質で聞けば、生活をより豊かにしてくれることは間違いありません。私のイチ推しコンビ、ぜひ音好きな方はチェックしてみてください。 ※掲載商品はすべて税込み価格です
● 中西 学(なかにし まなぶ)
写真家。日本の美を世界に発信したいと思い写真を始める、風景や人々の営みを写真や動画を通じて海外にSNSを通じて発信することを志している。ドローンやVRなど最新機材を使いこなし動画クリエーターとしても 活動し60秒以内で作りあげるショートムービーなど数多く手掛ける。 ・公益社団法人 日本写真家協会 正会員 ・一般社団法人 日本UAS産業支援振興協議会 会員(JUIDA) ・Microsoft CERTIFIED Trainer ・dji CAMP Specialist
企画・写真/中西 学 文/TOMOKO 編集/平井敦貴(Web LEON)