鰻のプロが「大手外食チェーン6社のうな丼」をジャッジ! 3位はすき家、2位はキッチンオリジン、今年の1位は……
来たる土用の丑の日に先駆け、「外食チェーンのうな丼チェック 2024」が開催された。 【図表】2023年の外食チェーン「うな丼」ランキングはこちら 人気の大手外食チェーンが販売するうな丼を鰻のプロが食べ比べ、ナンバーワンを決めるこの企画。主催は、うな丼チェック2024実行委員会で5回目の開催となっている。
今年は厳正なる審査の結果、3位はすき家、2位はキッチンオリジン、そして栄えある1位はなんと……あのお店!! 「去年より全然レベルが上がっている」とプロも唸った今大会の様子と結果について、その一部始終をレポートしよう。 ■■プロ3名が外食チェーンのうなぎメニューをジャッジ!
業界注目度が高く、その年の売上を左右するとも言われる「外食チェーンのうな丼チェック」。 うなぎ業界を盛り上げる目的で開催され、昨年までは「鰻と丼の情報発信サイト」が4年連続で実施していたが、今年から「うな丼チェック2024実行委員会」がその運営を担うこととなった(共催は恒健社)。 今大会で食べ比べたのは全国に店舗を持つ外食チェーン大手でも美味しいうな丼を提供している「オリジン弁当」「ガスト」「くら寿司」「すき家」「松屋」「吉野家」(アイウエオ順)で、実行委員会で事前審査を行って選ばれた6社。昨年の覇者は松屋で、すき家が1度、ガストは2度、1位になっている。
今回は東京亀戸の鰻の名店『八べえ』の二代目である山﨑裕八氏が評価委員長を務め、東京春日の老舗『わたべ』の渡部善隆氏、主に神奈川を中心に展開する『鰻々亭』グループの長谷川みゆき氏が評価員として参加した。山﨑氏の参加は昨年に続き2度目。
評価員は各社のうなぎメニューを「見た目の美しさ」「焼き具合」「切り身の取り方」「うなぎの食感」「香り」「蒲焼きの味付け」「美味しさ感、満足感」「ご飯の美味しさ」「タレの味付け、蒲焼きとの相性」「薬味(山椒)の美味しさ」の10項目を8点満点でそれぞれ審査。最終的に3者の採点表を集計し、その合計点で順位を決める。