参院政倫審 残る22人も公開審査へ 全員が受け入れ
参院自民党は派閥裏金事件を巡り、政治倫理審査会(政倫審)への公開出席に難色を示していた22人についても公開で審査する調整に入った。22人全員が公開審査を受け入れたため。複数の与党関係者が20日明らかにした。審査は来年になる可能性もあるという。 【図解】注目の裏金議員の当落、どうなった? 参院では収支報告書に不記載があり政倫審に出席する意向を示した27人の自民議員のうち、山谷えり子氏ら4人が18日に公開での審査を受け終えた。残る23人は当初、非公開での出席を希望。その後、衛藤晟一氏は公開を受け入れる姿勢に転じたが、他の22人は「議員のみによる傍聴」を希望し、参院自民執行部との調整が続いていた。 自民中堅は、20日になって22人が公開受け入れに転じたことについて「4人の公開審査が大きく報道されなかったからだろう。最初から『公開でやる』と言うべきだった」と批判した。【小田中大、竹内望】