気持ちが沈んでいるときの【食べ過ぎ予防ストレッチ】ポイントは体の「前面」を伸ばすこと
今回は、気持ちが沈んでいるときの「食べ過ぎ予防」にもなるストレッチのやり方を紹介していきます。 ◆写真で詳しいやり方を見る→気持ちが沈んでいるときの【食べ過ぎ予防ストレッチ】 ■気持ちが沈むと「食べ過ぎてしまう」…なぜ? 仕事のストレスや人間関係の悩みごとなどがあると、気持ちが沈んで思い悩んでしまいがち―。そして、そのモヤモヤが食べることに向かってしまうのは、珍しいことではありません。 これは、ストレスを感じると食欲促進作用があるホルモンの分泌が増えることと関係があります。とはいえ、ストレスはすぐに解消できないし、食べたい気持ちをグッと我慢することが新たなストレスにつながる恐れもあるでしょう。では、「食べ過ぎてしまいそう…」なときはどうしたらいいのか。 ここで紹介するのは、気持ちが沈んでいるときの食べ過ぎ対策のひとつ・体の前面を伸ばすストレッチです。ストレスがたまっているときや精神的な疲労を感じるときというのは、胸とお腹が縮こまりやすくなります。この姿勢だと目線が下がり、呼吸が浅くなって気分が下降気味になってしまう一方で、体の前面を突き出すようなストレッチをすると、目線が上がり、呼吸も深まって気分が上向きに切り替わりやすくなるためです。 また、首のうしろや背中も伸ばすため、自律神経のバランスが整ってくることでも食べ過ぎの予防に効果を期待できるでしょう。 ■ストレスからくる食べ過ぎを予防「体の前面を伸ばす」ストレッチ【やり方】 1)正座の姿勢からスタート! 足は重ねず、自然にかかとを開いておきます。背筋を伸ばし、目線は正面に向けましょう。 2)両手を体のうしろにつきます。手は肩の真下、指先はうしろに向けましょう。 ポイント:左右の肩甲骨を中央に寄せて胸を開く&手のつけ根で床を押し、腰が沈まないようにする! 3)ひざからすね、足の甲をしっかり床につけたまま、息を吸ってお尻を持ち上げます。胸とお腹を突き出し、体の前面を気持ち良く伸ばしましょう。息を吐きながら頭をうしろに倒して、目線は天井へ。ただし、首を痛めないように注意が必要です。 <回数:5呼吸から> ※ 3の姿勢がツラい場合、2で呼吸を繰り返しましょう。腰を痛めている人や、食後すぐにはおこなわないこと! 以上、体の前面を伸ばすストレッチを紹介しました。普段おこなっているストレッチに追加して食べ過ぎの予防に役立てたり、食べることで頭がいっぱいになってしまったときの気分転換にもおすすめです。 ライター/高木沙織(ヨガ講師)
高木沙織