パリ五輪でメダル獲得へ! なでしこ長谷川唯が強調したキーポイントは?「大会中の成長が一番大事」
「オプションを持っているとすごく楽になる」
着実にチームは進化を遂げている。 なでしこジャパンの7月12日、国際親善試合・ガーナ戦の前日練習を実施。トレーニング後、MF長谷川唯が代表チームの成長について語った。 【PHOTO】7月25日にパリ五輪初戦を迎えるなでしこジャパン18人とバックアップメンバー4人を一挙紹介! 日本はガーナ戦後にフランスへ向かい、オリンピックへ臨む。4年に1度の大舞台に向けてなでしこは、これまで選手を入れ替えながら、様々なフォーメーションを試すなど、試行錯誤しながらチームの強化を進めてきた。 その積み上げのなかで、長谷川が最も伸びたと感じているのが、システムのバリエーションだと言う。 「いろんなオプションで試合をしているのはすごく大きいかなと思っています。他のチームや今までのなでしこを見ても、同じフォーメーションやるチームが多い中で、本当にいろんなシステムでやっている。3-4-3でも4-3-3でも、一見、2個しかないように見えますけど、守備の形で4-4-2があったりとか。 形を崩して守備をしたり、攻撃を流動的にしたりという部分があるので、本大会でもそういうオプションを持っているとすごく楽になる。そのオプションを何個か持てているのは、大会に向けて本当にポジティブかなと思います」 また長谷川はパリ五輪で勝ち上がるためには、「大会の中での成長がすごく大事」と強調する。 「1試合1試合、勝っていくごとに自信がついたり、やれることが増えたり、自分たちの勢いにもなりますし、大会中の成長が一番大事かなと思っています。大会中に成長するためにはチームの一体感や、しっかりチャレンジと修正を大会中にしていくことで、そういうチームになれると思う。そういう雰囲気が自分たちの一つひとつの奇跡というか、その試合の中で、相手がミスしてくれることがあったり、っていうのにも繋がってくると思うので、気持ちの部分でもすごく大事かなと思います」 チーム一丸となり、成長を続けながら目標の金メダルを手にできるか。なでしこジャパンの熱い夏がいよいよ始まる。 取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)