オルカンの次を狙う「成長投資枠」活用術 。攻めるならテクノロジー株や新興市場に注目!
長期視点での運用を考えるなら
NISAは短期的なリターンを狙うのではなく、長期的な成長を見据えた運用が基本です。短期的な市場変動に惑わされず、10年、20年というスパンでの資産成長を目指せるメリットがあります。売買益、配当益ともに非課税のため複利の恩恵もより強まります。 長期投資で攻めるとなると成長ポテンシャルが高い市場とされる新興市場(エマージングマーケット)は外せないでしょう。特にインドは世界一の人口を持つ国となりましたが、これから人口ボーナスが来ることなどから今後の経済成長が期待されており、長期で保有すると大きなリターンの可能性があります。短期的には値動きが激しいため、長期目線で見ることで値動きに一喜一憂せずに保有できるのであればポートフォリオに入れるのに適した商品だと思います。
今注目の新興市場に投資できる商品
具体的な商品でいうと、アムンディ・インデックスシリーズの「インド株」というインドの主要株式指数のNifty50に連動する投資成果を目指す投資信託が、成長投資枠対象です。 つみたて投資枠・成長投資枠のどちらでも買える投資信託なら、ピクテ「iTRUSTインド株式」があります。 ほかにも南半球に多い新興国・開発途上国・第三世界に分散投資ができる「EXE-i グローバルサウス株式ファンド」や、インド同様今後の成長を期待されているインドネシアの投信「イーストスプリング-イーストスプリング・インドネシア株式ファンド(資産成長型)」も新NISA成長投資枠対象です。 長期投資ではコストが重要なので、特にこだわりがなければ、新興国投信は低コストファンドが増えているインドから始めることをおすすめします。
ハイテク企業も選択肢に
攻めるなら米国市場の成長をけん引してきた大型を中心としたハイテク企業100社に分散投資できる指数であるNASDAQ100も検討の価値があるでしょう。 例えばNASDAQ100指数(配当込み、円換算ベース)の動きに連動する投資成果を目指す「ニッセイNASDAQ100インデックスファンド」は運用管理費用(信託報酬)も低コストで0.2035%(税込・年率)となっています。長期で保有するならコスト面に配慮することも重要だと思います。コストの面では、投資コストのかからない個別株でAppleや エヌビディアを買ってみるのもいいかもしれません。米国株は一株から買えるので数千円から数万円でほとんどの銘柄を買うことができます。