FA行使の阪神・大山悠輔が残留を表明…「もう一度リーグ優勝、日本一を達成したい」
国内フリーエージェント(FA)権の行使を表明していたプロ野球・阪神タイガースの大山悠輔内野手(29)が29日、阪神に残留すると発表した。兵庫県西宮市の球団事務所で記者会見した大山は「もう一度、阪神の監督やコーチ、チームメートとリーグ優勝、日本一を達成したい」と理由を語った。 【写真】阪神・オリックス御堂筋Vパレード…55万人が祝福「うれしくて声にならない」
他球団からも高評価を受ける中で、ファンの声も決断を後押しした。23日のファン感謝デーでは、自身の応援タオルを掲げたファンから、残留を願う言葉をかけられ「本当にうれしかった」と振り返る。日本一となった昨年の日本シリーズを回想し「地鳴りのような歓声が忘れられない」と語った。
2017年にドラフト1位で入団した大山は昨季、最高出塁率(4割3厘)のタイトルを獲得してベストナインに輝くなど、18年ぶりのリーグ優勝と38年ぶりの日本一に貢献した。通算成績は、打率2割6分8厘、914安打、137本塁打、551打点。