アカデミー賞の投票期間が山火事の影響で2日間延長 1月19日にノミネーション発表へ
米カリフォルニア州ロサンゼルス西部のパシフィック・パリセーズで発生している山火事の影響を受け、映画芸術科学アカデミーは第97回アカデミー賞の投票期間の締め切りを2日間延長した。 【写真】オスカー像 当初は1月8日から12日までが投票期間だったが、14日まで行われることになった。それに伴い、ノミネーションの発表も17日から19日へと変更された。 「Variety」誌によると、8日、同アカデミーのCEOビル・クレイマーが会員にメールを送り、投票期間の変更を知らせたという。「南カリフォルニアで起きている大規模な火災によって被災された方々に心よりお見舞い申し上げます」「会員や業界仲間の多くの人たちがロサンゼルスに住み、働いています。私たちはみなさんのことを思っています」とお見舞いメッセージもつづられていたとのこと。 投票に参加するのは1万人近くの会員だ。ビル・クレイマーも言っているように、火事が起きているエリアに住んでいる会員や業界人は多く被害を受けているようだ。アダム・ブロディ&レイトン・ミースター夫妻、アンナ・ファリス、パリス・ヒルトンらの家が全焼した模様。 昨日、自宅周辺に火の手が上がっている様子を動画で伝えたジェームズ・ウッズもやはり家を失い、「CNN」の取材に「ある日、プールで泳いでいたら、次の日にはすべて無くなってしまうなんて」と涙ながらに惨状を訴えた。
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