センバツ2023 プラカード揮毫 北陸3校応援 東京学館新潟の書道部員4人 /富山
18日に開幕する第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)を前に、東京学館新潟(新潟市中央区)の書道部員が、出場4校のプラカードの校名を揮毫(きごう)した。開会式の入場行進などで使用する。 プラカードは例年「書の甲子園」の愛称で知られる「国際高校生選抜書展」(毎日新聞社、毎日書道会主催)の団体の部で地区優勝した10校が分担して揮毫。今年度、中部北陸地区で優勝した東京学館新潟は、北信越地区の北陸(福井)と敦賀気比(同)、近畿地区の社(兵庫)、21世紀枠の氷見(富山)の4校を担当した。 まず書道部の1、2年生全員が2日間練習し、その中から選ばれた2年生4人がさらに1週間かけて仕上げたという。書道部顧問の秋元貞治教諭(45)は「一人一人、辞書を引きいろいろな思いを込めてベストを尽くした」と話した。 北陸を揮毫した久嶋心大(しんた)さん(17)は「とにかく大きく力強く書いた。優勝を目指してほしい」。敦賀気比担当の山賀稀桜(きらら)さん(17)は「揮毫した造像記の字のように力強いプレーをしてもらいたい」と激励。寒河江ひかりさん(17)も「一文字なので横にずっしりと書いた。ずっしりと構えて頑張ってほしい」といい、社の選手にエールを送った。氷見を担当した白井弥生さん(17)は「甲子園のプラカードの文字を書ける機会は二度とない。何度も練習した」と振り返った。【池田真由香】