【気になる輸入車⑩-2】2023年一番印象に残ったクルマ、2024年に期待するクルマ「本誌執筆陣が語る、それぞれのイヤーカー:後編」
長距離ドライブでその快適さに感動「ルノー カングー」── 竹岡 圭
ル ノー カングーで遠出したのが、いい思い出として印象深かったですね。思えば14年前も日本一周した気がするんですけど(笑)、その時と比べると格段にラクでした。 静粛性もグンと高まって、ADASも現行ルノーモデルの中ではピカイチなほど使えて、14年の時の隔たりをシミジミと感じたりして。 でもまったく変わらずよかったのは、シートの座り心地です。腰痛持ちの私でも、全席で腰が痛くなることもなく、1000km以上走れちゃうことに感動しきりでした。そして何より、みんなでワイワイ楽しめる性能。いい意味でこれが踏襲されていたのが本当によかったです。 ■竹岡 圭が2024年に期待する1台「ヒョンデ アイオニック 5 N」 24年楽しみなのは、ヒョンデ IONIQ 5 N。ヒョンデのハイスポーツブランドのNモデルは、グッドウッドフェスティバルでのIONIQ 5 Nドリフトスペックの走行を見る限り、メチャクチャ速そうでワクワクしそうなこと間違いナシ。 EVの多様性をどのように具現化したのか、早く体験したいな~と思っています。
3ペダルで運転する喜びを再認識「ポルシェ 911 S/T」── 西川 淳
2023年は国際試乗会もコロナ前とほぼ同じペースで開催されるようになり、そのぶん東京⇔京都の往復テストは計30台あまりと22年より少し減らしたが、それでもスーパー&ラグジュアリーを中心に大いに乗りまくった一年だった。3ペダルで運転する喜びを再認識 印象に残ったモデルとして年初のフェラーリ プロサングエか秋のポルシェ911S/T、どちらを選ぶかで悩んだが、この時代に3ペダルで運転する喜びを再認識させてくれたという点でS/Tに軍配を挙げた。GT3 RSと対極にある911。オーダーできた人が羨ましい。 ■西川 淳が2024年に期待する1 台「ロータス エメヤ」 24年はどうか。フェラーリやランボルギーニの新型モデルも気になるところだが、新生ロータスブランドの中核を担う2モデル、エレトレとエメヤの乗り味にも興味はつのる。フル電動のラグジュアリーカーへと変身し、果たして老舗ブランドの新たな個性を表現できているのかどうか。 高級車の未来を占ううえでも、またいちロータスファン(といってもクラシックだが)としても、注目したい。
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