【シャンパン・クーラーにソムリエの意見】ロールス・ロイス・ゴーストがシリーズIIに進化
インテリア
ゴースト・シリーズIIのインテリアは、アナログとデジタル両方の巧みなクラフツマンシップを讃えている。 新しいピラー・トゥ・ピラーのガラスパネルに収められたセントラル・インフォメーション・ディスプレイには、高機能のスピリット・オペレーティング・システムが組み込まれた。 これにより、ビスポークによるパーソナライゼーションの範囲はハードウェアからソフトウェアへと拡張し、デジタルのインスツルメント・ダイアルのカラーをインテリアやエクステリアに合わせてカスタマイズすることが可能になったという。 これは、ビスポークの新しい現代的な表現を追求されるゴーストのお客様のニーズに応えるもので、スピリットはまた、ロールス・ロイスのオーナー専用のプライベート・メンバーズ・アプリケーションであるウィスパーズも統合した。 顧客は車に直接目的地を送信したり、車両の位置確認や施錠をリモートで管理したりすることができ、これは、顧客がロールス・ロイスをより幅広いライフスタイルの中心に位置づけるようになっていることを示しているという。 ゴースト・シリーズIIでは、エンターテインメントおよびコネクティビティも大幅にアップグレードされており、後部座席のリア・スクリーンには、最大2台のストリーミング・デバイスを接続し、それぞれのスクリーンで独立してエンターテイメントを選択することができる。 このインターフェースでは、マッサージ、冷暖房などのシート機能も管理することができ、あらゆるタイプのBluetoothヘッドフォンを後部座席のインフォテインメント・システムとペアリングすることができるほか、センター・コンソールに控えめに配されたUSB-C充電ポートや、アップグレードされたWi-Fiホットスポットを利用することが可能となった。
比類のないサウンドステージ
ロールス・ロイス車の他の追随を許さぬ洗練性は、ゴーストのキャビン内に最上級の音響再生空間を実現した。 装飾を施した18スピーカー・オーディオ・システムは、ゴースト・シリーズIIでさらに進化し、アップグレードされた1400ワット・アンプを搭載。 これは、ロールス・ロイス独自のスピーカー・デザインに基づくもので、車両のアルミニウム製シル・セクション内の空洞を低周波スピーカーの共鳴室として活用することで、実質的に車両下部を横置きの大型フロアスタンディング・スピーカーへと変身させている。 ビスポーク・オーディオでは、コーンを使用する代わりにヘッドライナーの内側に直接取り付けられた2つの「スピーカーレス」エキサイターでその音響効果をさらに強化し、ヘッドライナーを広大なオーバーヘッド・サウンドステージへと変貌させる。 スターライト・ヘッドライナーをビスポーク・オーディオ・システムと併せて選択すると、星空を作り出す光ファイバー・ケーブルが特殊な音響膜で圧縮されることにより、ケーブルの残響が抑えられ、サウンドをキャビン内に伝えることができる。 キャビン内の2つのアクティブ・マイクが常に周波数のバランスをモニタリングし、アンプを自動調整して音響を最適化する。