バイバインだけじゃない…『ドラえもん』実は危険すぎる「恐怖のひみつ道具」
■恐怖の身代わり人形「のろいのカメラ」
「地球破壊爆弾」のように広範囲に被害が及ぶ道具もあれば、ピンポイントに甚大な被害を及ぼす道具もある。それが「のろいのカメラ」に登場した同名道具だ。「のろいのカメラ」で撮影すると、被写体そっくりの人形ができる。 しかもその人形は被写体とシンクロしており、人形にしたことがそのまま被写体に伝わるようになっている。人形を刺せば同じ場所が痛み、水で濡らせば被写体から水が出て、暑さや寒さもダイレクトに伝わる、いわば呪いのわら人形の上位互換のような道具なのだ。 怖いのは、写真さえ撮れれば人形を通じて相手の命を奪うこともできてしまうということ。離れた場所から手を下せるので証拠も残らず、撮影された相手もまさか自分が人形で殺されかけているとは思わない。個人的な狙いならこの道具が最も適しているかもしれないが、何とも恐ろしい。 作中ではのび太を馬鹿にしたスネ夫を懲らしめるためにドラえもんが出したものの、あまりの残酷さに使用を中止していた。だが何も知らないのび太がドラえもんと両親を撮影し、ドラえもんがおままごとをしていたジャイ子らに殺されかけてしまった。結局、人形たちをどう処理したのかも気になるが、危険度レベルはかなり高いと言えるだろう。 どの道具も、どうやったら平和的に使用できるのかがわからないレベルで危険である。優しいのび太だからいいものの、悪人が手にした場合、それこそ世界が終わってしまうかもしれない。
さえきしの