前回京都の18年前は宝塚記念と共通点も…49キロのソリッドプラチナムが強襲/マーメイドS
今週日曜メインはマーメイドS(G3、芝2000メートル、京都=16日)が行われる。牝馬限定のハンデ重賞で、今年は阪神競馬場ではなく、06年以来18年ぶりに京都競馬場が舞台になる。 96年に創設され、05年までは別定戦。ハンデキャップ戦になった初年度の06年は衝撃的な決着となった。勝ったのは最軽量49キロの3歳牝馬ソリッドプラチナム(田中章博厩舎)と安部幸夫騎手。オープンの白百合S2着から中2週、初めての古馬相手で単勝19・5倍の9番人気だった。 同馬は14頭立ての後方2、3番手を進み、直線は大外からゴール前で強襲。メンバー最速となる上がり3ハロン34秒0の末脚で各馬を豪快に差し切った。鼻差2着は3番人気サンレイジャスパー、3着は11番人気オリエントチャーム。3連単は30万1550円の好配当だった。 ソリッドプラチナムは父がステイゴールド、母がリザーブシートという血統。母の半弟にはNHKマイルCを勝ったウインクリューガーがいて、4代母はエリザベス女王が所有した名牝ハイクレア。同じ京都開催だった1週間後の宝塚記念を勝ったディープインパクトと同じ牝系出身という共通点もあった。