<光る君へ>ファーストサマーウイカ「ききょうを嫌いにならないで!」 まひろとの“違い”語る ポッドキャストで定子への思いも
NHK大河ドラマ「光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)をより楽しめるよう、NHKエンタープライズが制作しているポッドキャスト「ほんとはヤバい平安ワールド ~『光る君へ』がもっと面白くなる」で、ききょう(清少納言)役を演じるファーストサマーウイカさんのインタビューが配信された。 【写真特集】ウイカの“表情筋”演技がすごい! まひろVSききょう 込めた思い
同ポッドキャストは、平安時代の“ヤバさ”、奥深さを歴史専門家たちが楽しく語り合い「光る君へ」の魅力をさらに引き出す内容で、毎週月曜に「Audible」「オーディオブック」で配信されている。
紫式部を題材にした作品で清少納言役に抜てきされたことに、「ほんまかいな?」と驚きつつも挑戦心を抱いたと語ったファーストサマーウイカさん。義務教育で学んだ程度の知識しかなかった清少納言について、「枕草子」を読み進める中で理解を深め、辛辣(しんらつ)さやユーモアが自身のパブリックイメージに通じる部分があると感じたという。また、高畑充希さんが演じた中宮・定子との関係は「親と子」や「推し」にも近いとし、その忠誠心と喪失感が複雑に絡み合う感情の表現に苦労したと述べた。
主人公のまひろ(紫式部、吉高由里子さん)との対比については、清少納言が「陽」、紫式部が「陰」というキャラクターの違いに加え、作家としての表現方法の違いにも注目したという。紫式部を「柔らかく物語を紡ぐ人物」、清少納言を「硬く現実を刻む人物」として対比させ、その違いが作品に反映されていると語った。
物語が佳境に入っているが、視聴者には、清少納言の動向にも注目してほしいと呼びかけた。最終話に向け、期待を持って見守ってほしいと語り「ききょうを嫌いにならないで!」と締めくくっている。