ヤクルト・高橋奎二、エースの称号勝ちとる!「自分がトップになる気持ちを行動で示せれば」
一皮むけて投手陣の大黒柱になる。ヤクルト・高橋奎二投手(27)が12日、東京都内の球団事務所で契約更改交渉し、1000万円アップの5800万円で更改。節目の10年目を迎える来季は、エースの称号を勝ちとると目をぎらつかせた。 「引っ張っていく覚悟を持ちながら僕がやっていかなければいけない。ずばぬけた成績を残せば、それについてくる選手は多くなる。自分がトップになる気持ちを行動で示せればいい」 今季は21試合の登板で8勝9敗、防御率3・58。勝ち星は自己最多タイで投球回数は同最多だったが、好不調の波が激しく、黒星が先行した。それでも、シーズン最後の3試合はいずれも6イニングを無失点と好投し、3連勝でフィニッシュ。「切れとスピンの効いた真っすぐが投げられれば、もっと打者が嫌がると思う。そこをしっかり磨いていければ」と手応えをつかんだ。 今季のチーム最多勝は2年目の吉村と中継ぎの大西が記録した9勝。エースは空位だ。来季の目標は自身初の「2桁勝利」。覚悟を決めた左腕が投手力改善の旗手になる。
中日スポーツ