マツダのラグジュアリーSUV「マツダCX-80」のドライビングインプレッションを含む全ての情報!
「CX-60」でデビューした「ドライバーパーソナライゼーションシステム」も搭載されている。これはカメラでドライバーズシートに誰が座っているかを検知し、あらかじめ記憶されたシートとミラーの位置を調整する。ちなみに、「CX-80」では、時としてわずらわしい速度制限の警告システムを、ステアリングホイールの左側にあるボタンを軽く押すだけで無効にすることができるようになっている。
Amazon Alexaによる音声操作を搭載
「CX-80」ではワイヤレスで動作するApple CarPlayとAndroid Autoによるスマートフォン接続に加えて、Amazon Alexaによる音声操作を搭載している。
テストドライブ:マツダCX-80 3.3L e-Skyactiv-D 254
「CX-80」で、マツダは5メートルのSUVの仲間入りを果たした。3.3リッター直列6気筒ディーゼルエンジンを搭載した試乗車は、4輪すべてに254馬力を供給し、価格は59,050ユーロ(約970万円)から。洗練された素晴らしいパワーユニットで、十分なパワーと美しい響きのサウンドを奏でる。マツダによれば、0-100km/h加速は8.4秒、最高速度は219km/hに達する。牽引能力は2.5トンである。 8速オートマチックトランスミッションが標準装備されており、油圧コンバーターの代わりにマツダはマルチディスクウェットクラッチを採用している。これは非常にうまく機能しているが、部分負荷域などではジャダーが発生し、システムでも時々発生する。全輪駆動は電子制御マルチディスククラッチで動作し、主に後輪を駆動し、後輪にバイアスがかかるように設計されている。 日常的な運転では控えめな動きにとどまり、2.1トンのCX-80のゆったりとした性格によく合っている。ホイールベースが長いため、落ち着いたハンドリングで、コーナーではかなり慎重に曲がるが、サスペンションは横方向の継ぎ目に過敏に反応する。 マツダCX-80は、興味深いデザイン、広々とした可変式インテリア、洗練されたディーゼルエンジンを搭載している。価格は決して安くはないが、競争力のあるレベルである。
結論
堂々としたサイズ、エレガントなインテリアで「CX-80」は一見したところ、「メルセデスGLE」や「BMW X5」などの強力なライバルとなり得る。そして、それらよりもはるかに低価格だ。早く「CX-80」の実力を集中テストで検証したい。
Dirk Branke and Sebastian Friemel