【寸又峡落石】観光客ら全員救助されるも撤去作業は次週から…紅葉シーズンまでの復旧目指す(静岡・川根本町)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ)
18日、静岡・川根本町の寸又峡で落石が発生し観光客ら34人が一時取り残されました。落石の撤去作業は来週始めから行われる予定で、川根本町では10月末までに安全を確保したいと話しています。 18日 午前10時ごろ、川根本町の観光地・寸又峡の遊歩道で発生した大規模な落石。観光客や工事関係者ら34人が、一時、取り残されましたが、18日の午後6時までに県警のヘリコプターなどが全員救助し、けが人や体調不良を訴える人はいませんでした。 (救助された人) 「1歩間違えば命はなかったかもしれない。巻き込まれたかもしれない」「助けていただいたのは本当にありがたいなと思います」「ダムの管理施設に災害用のお水とかが常備してあったので飲み物いただけたのでありがたかったです」 一夜明けた19日、現場では…。 (芳賀 康俊 記者) 「今、川根本町お職員が入っていきました。のり面上部を調査するようです」 町では来週始めから落石の撤去作業を行う予定で、19日は担当者が改めて現場の状況を確認しました。近くで旅館を営む人は。 (近くの旅館の人は) 「1年で1番期待する時期、もみじもそろそろ(紅葉する)。つり橋がないと寸又峡はだめ」 現場は、寸又峡温泉から観光名所である「夢のつり橋」までをつなぐ遊歩道で、復旧が長引く場合は観光への影響が心配されます。川根本町では、10月末までに安全を確保し、紅葉シーズンまでの復旧を目指したいと話しています。