タイ、タクシン派が親軍と連立か 22日にも新首相決定
【バンコク共同】タイで延期されていたやり直し首相指名選挙が22日に実施される。タイの下院議長が17日に明らかにした。第2党のタクシン元首相派「タイ貢献党」が政権獲得を目指し連立工作を進めており、親軍派の協力を得て新首相選出を実現する公算が大きくなっている。ただ、「反軍」を掲げてきた貢献党が親軍派と「裏切りの大連立」に踏み切れば、国民の強い批判に直面することは必至だ。 第1党に躍進した「前進党」のピター党首の首相選出が親軍派の妨害で失敗に終わると、貢献党は保守派と急接近。前進党の排除にかじを切り、旧連立与党の第3党「タイの誇り党」を含む計9党で新たな連立を構築した。
