フューチャーPLCのCEOが語る、 AI テクノロジー企業とパブリッシャーのライセンス契約について
パブリッシャーとAIテクノロジー企業の関係についての哲学
どうあるべきかについて、私なりの哲学があり、それはふたつの柱からなる非常にシンプルな考え方だ。ひとつ目は、これらのプラットフォームからのトラフィックが欲しいということだ。そして、オープンAI(OpenAI)によるSearchGPT(サーチGPT)の発表は、(中略)非常にポジティブな兆候だと思う。 Webサイトに掲載された画像しか見たことがないが、パブリッシャーのコンテンツとリンクが目立つようになる。(中略)彼らは我々のコンテンツをただスクレイピングすることはできない。彼らはトラフィックを送り返さなければならない。それがGoogleとのあいだに存在してきた相互関係であり、この新しい世界でも継続する必要がある。 そして2つ目の柱は、AIテクノロジー企業から報酬を得ることだ。我々は我々のコンテンツに対して報酬を得る必要があるが、ひとつ目(の柱)の方がはるかに重要だ。
価格は適正、ただしコンテンツのライセンス契約を別にすれば
結局のところ、我々の保有するコンテンツに数百万ドル、それも継続的に数百万ドルという話だとすると、それは事業価値からはかけ離れてしまうだろう。5月に報告したばかりの半期決算では、我々には3億9100万ポンド(約745億円)の収益があった。 つまり、合法的かつ倫理的に、得られるお金はどんなものでも手に入れたい。(中略)だが、パズルのなかでより重要なピースはトラフィックだ。 [原文:Future’s Jon Steinberg shares his philosophy on AI content licensing deals] Kayleigh Barber(翻訳:藤原聡美/ガリレオ、編集:島田涼平)
編集部