「バットを振るべきか、どうか」"異次元走塁"大谷翔平の後ろを打つベッツが抱える「思わぬ悩み」とは
ドジャース・大谷翔平の足が止まらなくなってきた。 大谷は現地9月2日(日本時間3日)に敵地で行われたダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で先発出場。4回二死三塁の第3打席で出塁すると、二盗を決め、史上初の「44-44」を達成した。 【動画】二盗!三盗!大谷翔平が「44‐46」を達成するシーン さらに大谷の足は止まらない。7回一死の第4打席は右前打を放ち、マルチ安打をマークするとすぐさま二盗、さらに三盗を決めて、あっという間に1試合、3盗塁をマークし、こちらも史上初の「44-46」を樹立。 前人未踏の「50-50」も視野に入れ、試合後の大谷も「健康な状態で1試合でも多く試合に出られればチャンスがあるんじゃないかなと思います」と前向きにとらえた。また歴史的な"快足"には、MLBで確固たるキャリアを築いてきた同僚ナインも驚きを隠せないという。 故障から復帰後、大谷の後ろの2番を打つムーキー・ベッツは米メディア『ブリーチャー・リポート』が公式YouTubeで公開している自身の番組「On Base with Mookie Betts」で次のように発言している。 ゲストとして登場したドジャース右腕のジャック・フラハティに司会として「オオタニは50-50を達成すると思う?」と問いかけ、2人ともに「達成するよ(笑)」と意見が一致した。 理由としてベッツは、大谷が「毎試合1本塁打と1盗塁している」とコンスタントに成績を積み上げているとした上で、自身のパフォーマンスにも一部影響を与えていることを明かした。 開幕当初はリードオフマンとして圧巻のパフォーマンスでチームを引っ張っていたベッツも故障から復帰後は、大谷の後の2番を任されている。チーム方針に従うとしたベッツにしても、当然大谷に負けず劣らずのスピード感ある走力、長打力と総合力に優れた選手として知られている。 そのベッツをして「僕が2番を打っているとき、(バットを)振るべきかどうかもわからないんだ。なぜなら彼は盗塁するからね。だから、じゃあ盗塁させようって」と笑いながら告白。圧巻のパフォーマンスを示す大谷の足を尊重するあまりに、自身の打撃に制限まで加えている現状を明かしたのだ。 大谷、ベッツ、フリーマンといえば、現地8月31日(日本時間9月1日)のダイヤモンドバックス戦で圧巻の三者連続弾で球団史上初の記録を樹立したことも大きく話題を呼んだ。 大谷の"足"を気にせずベッツが打撃を行うとなれば、同試合のように大谷がホームランを放てば理想的な展開ともいえる。 すべては走塁においても異次元パフォーマンスを示す大谷の存在ゆえか。嬉しい悩みも抱えながら、ドジャースは目指す優勝に向け、突き進む。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
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