創業元禄元年 335年続く 伝統の製法 ”ふなしぼり” 昔ながらの製法では今年が最後となる 新酒の初しぼり 長崎県佐世保市江迎町の潜龍酒造
長崎放送
佐世保市の酒蔵で新酒の初しぼりが行われました。建物の補修に伴いこの酒蔵で受け継がれた昔ながらの製法での最後の年となりました。 【写真を見る】創業元禄元年 335年続く 伝統の製法 ”ふなしぼり” 昔ながらの製法では今年が最後となる 新酒の初しぼり 長崎県佐世保市江迎町の潜龍酒造 創業元禄元年 335年つづく伝統です。 佐世保市江迎町の潜龍酒造では、この秋に仕込んだ新酒の初しぼりが行われました。もろみを酒袋に入れ槽(ふね)と呼ばれる木枠に、抱きかかえるようにして並べていきます。 そこに木枠でふたをし、自然の重さで押し下げると今年の新酒が搾りだされます。潜龍酒造伝統の「ふなしぼり」の技法です。ふなしぼりの酒は、酒蔵の工事で機械が変わるため今年が最後になります。 潜龍酒造 杜氏・中山直(すなお)さん 「今年もおいしいお酒に仕上がってます」 潜龍酒造 山下庄左衛門社長 「寂しい気がします。正直酒も当然、時代にあった酒。新しい酒造りというものにチャレンジをしていきたい」 潜龍酒造の新酒「白星(しろぼし)」。今年は例年より少ない7600本が出荷されます。
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