3部に新規参入のルリーロ福岡 12・22歴史的初戦へ 福岡拠点休廃部クラブ主力が集結「九州のラグビー熱再燃させたい」【リーグワン】
ラグビーのNTTリーグワンが21日に開幕する。3部(D3)に新規参入したルリーロ福岡(LR福岡)は22日、福岡県久留米市の久留米総合スポーツセンター陸上競技場でL戸田と対戦。 ■「ラガーマンの車って感じですね」福岡堅樹さんが新車紹介【写真】 福岡で所属チームの休廃部に遭った選手たちが多く「ラグビー王国九州」の再燃を期している。 「プレッシャーと同時にワクワク感がある。100%の準備をして開幕に臨みたい」。歴史的な初戦に挑むLR福岡のSH三股久典は目を輝かせる。 福岡県内を拠点としながら休廃部したコカ・コーラと宗像(サニックス)の主力が集結し、2022年春に始動。同年参戦したトップ九州Aリーグを制すと、23年シーズンは無敗で2連覇。財務条件なども満たし、3部(D3)参入を決めた。 かつてコカ・コーラと宗像でプレーしたゲーム主将の三股は、両チームから継承・融合した「バックスの展開力とFWの突破力」がLR福岡の強みと語る。コカ・コーラに所属したクラブ主将のナンバー8西村光太も「コカ・コーラと宗像を超えるチームに成長して、九州のラグビー熱を再燃させたい」と意気込む。 東福岡高と早大、コカ・コーラで活躍した元日本代表の豊田将万ヘッドコーチ(HC)が今秋から指揮。トップ九州Aと比べてD3はレベルが格段に上がり、試合数も増えるだけに、フィジカルの強度や持続力を課題に挙げる。それでも武器である「集散の速さと的確な状況判断」を磨いてD3を戦い抜き、2部(D2)昇格に導くプランだ。 ホーム初戦で激突するL戸田は同じD3の新規参入組。今後を占う意味でも負けられない。西村は「地域やスポンサー、家族の支援があってスタートラインに立つことができた。皆さんの前でしっかり勝って恩返しをしたい」と闘志を燃やした。(山崎清文)