【マリーゴールド】山岡聖怜がデビュー戦で延長戦で黒星 高橋奈七永とツインスター挑戦表明
女子プロレス「マリーゴールド」に超大型スーパールーキーが誕生した。 3日の大田区総合体育館大会で〝腹筋JK〟として注目を集めている山岡聖怜(せり=18)はデビュー戦でMIRAIとシングルで激突。 【写真】試合後、高橋奈七永のタッグ結成の呼びかけに応じた山岡聖怜 小4でレスリングを始め、五輪出場を目指し2022年にレスリングの名門・安部学院高に入学。同年全日本ビーチレスリング女子・高校生の部軽量級で優勝した実績もある。だが、ケガに苦しみレスリングを断念すると、プロレスラーを目指すため同高を中退。昨年8月にマリーゴールドに入団した。 試合前には元レスリング選手でグラビアアイドルの姉・山岡雅弥(みやび)から花束を贈呈され、レフェリーは和田京平が務めた。デビュー前から期待されてきたスーパールーキーはMIRAIを相手にグラウンドの攻防を展開。逆エビ固めでしつこく腰を攻められたが、何とかロープに手を伸ばし難を逃れた。 残り試合時間が2分を過ぎても攻めの姿勢を貫いた聖怜はMIRAIのミラマーレショックを回避すると、サイドスープレックスをズバリ。その後もMIRAIにエルボーを連打されたが、ラリアートをかわした山岡がジャーマンスープレックスを決めたところで試合終了のゴングが鳴った。 マイクを持った聖怜が「引き分けでおわれるわけねえだろ! 延長! 勝敗決めるまでやらせろよ!」と延長戦を要求。和田レフェリーとロッシー小川代表も承諾し、再びゴングが鳴った。すると聖怜はいきなりタックルを仕掛け、逆エビ固めで絞り上げていった。さらにMIRAIを抱え上四方のコーナーポストに叩きつけた。 5分過ぎ、ミラマーレショックをカウント1で返す意地を見せたが、先輩の牙城は崩せなかった。最後はミラマーレショックからのラリアートで3カウントを献上した。 計22分14秒の試合を終えるとMIRAIから「お前本当にデビュー戦か? 悔しいか? プロレスは負けから始まるんだよ。その悔しい気持ちをもとにもっともっと強くなれ。そして聖怜、またやろう」とエールを送られた。 先輩の言葉に大号泣した聖怜は「デビュー戦負けちゃったよ…。でもプロレスもっともっと好きになった。まだ誕生したばかりの山岡聖怜をよろしくお願いします!」と頭を下げた。 なお、第5試合後のバックステージでは高橋奈七永に呼び出された聖怜は、この日ツインスター王座を戴冠したボジラ&タンクに挑戦を表明。いきなり王座挑戦が決まりそうな勢いだ。
東スポWEB