都内の高級タワマンを“私物化”する「女理事長」の理不尽な要求…住民の意見は無視、あまりの圧に「何も言えない」
円安も進み、物価やガス代、電気代などが高騰している日本。そのなかでも最近とりわけ注目を浴びているのが電気代の値上がりです。 【マンガ】5200万円を相続した家族が青ざめた…税務署からの突然の“お知らせ” 特にエントランスホールにエスカレーターが設置され、内廊下のあるホテルのような大型のタワーマンションではこの影響をまともに受けています。さらにこの高騰によってマンション管理組合と住民とのトラブルも頻発しています。 酒井さん(仮名)が住む築15年のタワマンでは、管理組合の運営に不満をもった女性(以下、Aさん)が組合をのっとり、マンションにかかる維持管理費のコストを減らす提案を次々に決議させ実行に移しました。 コストカットはAさんの独断ですべて主観的なもの。酒井さんは輪番で理事になっていたもののAさんとそのママ友たちのあまりの圧に何も言えない状態だったといいます。
住民の声に聞く耳を持たない理事長
Aさんらの主張は、「コンシェルジュが長時間受付にいるには無駄」、「エントランスホールのBGMは誰も聞いていない」、「エントランスの温度が多少寒かろうが、暑かろうが、部屋への通り道なだけなので我慢できる」といった主観に基づいたもので、マンションの資産価値やそこに暮らす他住民に対する配慮も客観性もありません。 当初は、Aさんの独断が専横する理不尽な理事会に酒井さんほか、輪番で理事になった3名と監事1名理事会も出席していましたが、その圧力に屈して発言すらできない状況で、その後酒井さん以外は理事会を欠席するようになっていったそうです。 暴走ともいえるAさん率いる理事会の専横に、全戸に配布される理事会議事録を見たほかのマンション住民たちから多くの反対の意見書が寄せられました。 「マンションの共用部分の快適性や安全性を維持していくために管理費は必要な費用です」 「このマンションは、8千万円~9千万円で取引されている都心での快適な生活できる魅力的なマンションなのに公営住宅以下のサービスは許されない。資産価値が低下する」 「エントランスホールロビーのソファなどの応接セットで来客との打ち合わせしたが暑くて来客者に対して恥ずかしく申し訳ない気持ちになった」 「ゲストルームのエアコンの温度調節ができないように、セロテープが貼ってあったすぐにはがしてほしい、ケチ臭い」 「深夜、漏水事故が発生して防災センターに駆け込んだが、警備員は一人しかおらず、その警備員がほかの事件に対応していて連絡が取れず部屋が水濡れになった」 「共用廊下が夜、薄暗く防犯上問題ではないのか、我が家の前の照明だけでも何としてほしい。娘は 帰宅の度に非常に怖い思いをしています」 このような苦情が殺到し、酒井さんと管理会社の担当者も「マンションの品格の低下」危惧して助言をしますが多勢に無勢。 Aさんは聞く耳は持たず、それどころか「今度は管理会社を変更します」といわれた管理会社の担当者までが理事達の味方に付いてしまったため、酒井さんはかなりのショックを受けてしまい引っ越しすることまで考えていると吐露します。