乃木坂46・櫻坂46・日向坂46「坂道グループ」 メンバーの卒業、世代交代…激動の2024年を振り返る
■菅原咲月の副キャプテン就任に象徴される5期生の飛躍
今年も残すところわずか、世の中ではさまざまな変化が見られた。アイドル界の一大勢力、乃木坂46、櫻坂46、日向坂46からなる「坂道グループ」も同様だ。メンバーの卒業や体制の変化などで、一部では“世代交代”の声も。坂道グループ“激動の2024年”を振り返る。 【写真】山下美月、小林由依、齊藤京子…「坂道グループ」2024年の卒業メンバーを振り返り 3~5期生のみの“新体制”とうたわれた昨年を経て、グループ力がより強固となった乃木坂46。1月開催の「34thSGアンダーライブ」を皮切りに各期がステージで力を合わせた。 デビュー12周年を祝う3月の「12th YEAR BIRTHDAY LIVE」では4日間にわたり各日とも披露曲が異なる、年代を追った全123曲のセットリストで躍動。5月には、女優としての活躍も目立っていた3期生・山下美月の卒業公演を開催し、東京ドームのステージで2日間にわたって、メンバーと共に思い入れある楽曲を次々と披露した。 グループの風物詩「真夏の全国ツアー2024」は5年ぶりのドームツアーとなり、7~9月にかけて大阪、愛知、そして、恒例の最終地である東京・明治神宮野球場を巡り、全7公演で26.5万人を動員した。 年内のシングルリリースは3枚で、4月リリースの35thシングル「チャンスは平等」では、自身のラストシングルとなった山下をセンターに据えて、3期生全員が選抜メンバーに。吉田綾乃クリスティーが2016年9月に3期生として加入して以来、初の選抜入りを果たした。 8月リリースの36thシングル「チートデイ」では、5期生の井上和が自身2度目の表題曲センターに抜てき。12月リリースの37thシングル「歩道橋」では、4期生の遠藤さくらが通算4作目の表題曲センターを射止め、2021年6月リリースの27thシングル「ごめんねFingers crossed」以来となる約3年半ぶりの単独センターに驚きの声も上がった。 各シングルでは小川彩と奥田いろはが初選抜入りを果たし、5期生もいっそう飛躍した。2月発売の5期生による写真集『乃木坂46 5期生写真集 あの頃、乃木坂にいた』(マガジンハウス)は、オリコン発表の「年間“本”ランキング 2024」で写真集部門の1位を獲得。12月には、菅原咲月の副キャプテン就任が発表されて話題を集めた。 3期生の山下、阪口珠美、向井葉月。そして、4期生の清宮レイや掛橋沙耶香と、卒業メンバーへの寂しさは募るが、グループ史上初となる“春夏”に分かれたオーディションを勝ち抜いた6期生加入への期待も。10年連続10度目の出場となる年末の「第75回NHK紅白歌合戦」では「きっかけ」を歌い上げ、さらに絆を深める。