田舎の島で暮らしていますが「タンス預金」がバレることってあるのでしょうか?リスクってありますか?
タンス預金には火災や盗難などのリスクもある
タンス預金そのものに問題がない場合でも、火災や盗難などで現金が消失するリスクがあります。 通常の普通預金などでは金融機関が万が一破綻した場合、合計で1000万円までは保護されます。一方タンス預金では、現金が火災や盗難に遭った場合でも、火災保険や地震保険では現金は対象外となり補償されない可能性があるでしょう。
タンス預金で起こり得るリスクを回避するためには
タンス預金はいつでも自由に現金を使える、金額が大きい場合には金融機関の破綻などの際に資産を守れるなどのメリットがあります。一方で、相続税や贈与税の税金逃れの疑いをかけられたり、火災・盗難に遭ったりするリスクもあるため、ここでは現金を安全に保管するための方法を見ていきましょう。 銀行口座や金融商品を利用することで、安全性を大幅に向上させることが可能です。銀行にお金を預けておくと火災や盗難の影響を受けないうえに、万が一の場合も預金保険制度によって一定額まで保護されます。 また、税務調査の対象になるリスクを避けるためにも、日常的に現金を使う場合は出どころを明確に記録しておくことが大切です。例えば、家計簿アプリを活用して支出や収入を整理しておくことで、万が一調査が入った際にもスムーズに説明できるでしょう。
タンス預金は相続や贈与時の税務調査や不自然なお金の動きなどでバレる可能性がある
タンス預金は自分の好きなときに自由にお金を使える、金額が大きい場合には金融機関が破綻した際に資産を守れるなどのメリットがある一方、相続や贈与時の税金逃れの疑いや、火災や盗難といったリスクが存在します。田舎の島といった環境でも、これらの問題から完全に逃れることはできません。 タンス預金で起こり得るリスクを回避するためには、銀行口座など金融機関に預けることや、日常的に現金を使う場合は出どころを明確に記録しておくことを検討しましょう。資産の安全性を確保しながら、税務調査などのリスクを回避できる可能性があります。 出典 国税庁 令和4事務年度における相続税の調査等の状況 I相続税の調査等の状況 1相続税の実地調査の状況 相続税の実地調査事績(2ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部