極真空手中村道場がブラジル支部設立「ブラジル人に礼儀礼節を伝えたい」ダニエル師範「門下生500人目指す」
中村昌永代表「南米を先導する支部に」
ブラジル支部立ち上げについて、中村代表にオンライン取材を行った。中村代表はダニエル師範について、「穏やかで落ち着きがある方。礼儀正しく、日本的な価値観に近いものを持っておられ、ベテランながら自ら前面に立ち、生徒に背中を見せて教えるという誠実さを持っている。ブラジル支部には国際大会の開催や世界大会への出場など、組織的にも発展し、南米を先導する一翼になってくれることを期待しています」と語る。 また、「ブラジルはサッカーやサンバが有名ですが、世界最大の日系社会があり日本文化や日本人に対する理解が深い親日国であることでも強い存在感を持っています。ブラジル人は身体能力と戦闘能力が高く、空手家としての素質がある。国としても非常にポテンシャルが高いと思います。武道を通じて協力関係を強めたいですね」と語った。 中村道場とダニエル師範の仲介役を果たしたチリ支部のルイス支部長は、「ダニエル師範は、空手の伝統を尊重しつつ現代的視点を持つ、厳格な指導者です。また、勉強熱心かつ武道精神に溢れ謙虚な方なので、チリ支部も含めて多くの人が信頼しています。I.K.O.N.ブラジル支部がより一層大きくなることを願っています」と信頼の言葉を述べた。
目標は門下生500人
ダニエル師範に今後の目標について聞くと、「中村道場に貢献できるようにブラジル支部をより拡大し、組織基盤を今まで以上に強くしたいです。直近の目標は、来年(26年)中に今の生徒数を倍の500人にまで増やします。世界大会などにも選手を輩出したいです」と語った。