習主席、歴史・台湾問題に適切な対応要請 石破首相と初会談
[上海 16日 ロイター] - 石破茂首相は15日、ペルーで中国の習近平国家主席と初めて会談した。中国メディアによると、習氏は日本側に歴史や台湾など主要問題への「適切な対応」を求めた。 習氏はまた、両国で世界の自由貿易体制や、安定的で制限のない生産・供給網を守る必要性を訴えた。 日本側の発表によると、両首脳は「戦略的互恵関係」の包括的な推進や「建設的かつ安定的な関係」構築を確認。石破首相は中国側に、日本産水産物の輸入再開を早期に実現するよう求めた。 首相はまた、蘇州や深センでの日本人児童などの殺傷事件を受け、在留日本人への安全対策強化を要請するとともに、東シナ海で活発化する中国軍の活動に深刻な懸念も伝えた。さらに、中国で拘束されている日本人の早期釈放を求めた。