トランプ勝利後、「X」を去った米国の有名人たち Blueskyへ移動
ドナルド・トランプが米大統領選で勝利したことを受け、有名人らがイーロン・マスク所有のX(旧ツイッター)からBlueskyへと向かっている。 共和党のトランプは11月5日に行われた米大統領選で民主党のカマラ・ハリス副大統領を破ったが、何人かのセレブはXに見切りをつけるのを翌週まで待った。 加えて、英紙ガーディアンは13日、Xへの投稿を停止すると発表した。「我々は長い間、Xが有害なプラットフォームであり、そのオーナーであるイーロン・マスクが政治的な言説を形成するためにその影響力を行使していると考えていた。米大統領選挙はそうしたことを明確に示した 」と指摘した。 以下は、Xを去った有名人の一部だ。 ●ギレルモ・デル・トロ 映画『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞の作品賞と監督賞を受賞しているギレルモ・デル・トロは10日、Xのアカウントは残すが 「ほとんど使わない(たまにチェックする)」と投稿した。 「Blueskyを頻繁に使う予定(@realgdt.bsky.socia)。お元気で」とも書いている。 ●バーブラ・ストライサンド 名俳優のバーブラ・ストライサンドは14日、Xへの最後の投稿で「これから私のコメントはすべてBlueskyに投稿される。#TwitterExodus」と書き込んだ。自身のBlueskyのアカウントも案内した。 ●リゾ ポップスターのリゾはXから去ることをフォロワーに説明せず、13日の投稿にBlueskyのプロフィールの写真だけを載せた。 ●ベン・スティラー 映画『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』と『ズーランダー』を監督し、出演もしているベン・スティラーは「Blueskyで」とXに簡潔に書き込み、Xを去ることを伝えた。 ●ジェイミー・リー・カーティス ハリウッドニュース専門サイトのデッドラインによると、映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー助演女優賞を受賞したジェイミー・リー・カーティスは13日にXのアカウントを閉鎖し、そのスクリーンショットを自身のインスタグラムのアカウントに投稿した。 投稿には「神よ、変えられないものを受け入れる心の平静をお与えください。変えられることを変える勇気を。そして、その違いを知る知恵を」とある。 ●ジョージ・タケイ 映画『スタートレック』に出演し、SNS上でも知名度の高いジョージ・タケイは12日にXへの投稿で自身のBlueskyのアカウントを宣伝し、「青い空のあちらで会いましょう」と書いた。 ■Bluesky、人気上昇をXで報告 皮肉なことに、Blueskyは14日、俳優マーゴット・ロビーが映画『バービー』で踊っている短いクリップをXに投稿し、有名人らの「X離れ」を祝った。 BlueskyはXで、ユーザー総数が1600万人に達したと明らかにしている。 英BBC放送によると、イーロン・マスクは以前、Xのユーザーは2億5000万人だと語っていたという。
Tim Lammers