藤井聡太八冠(21)の地元は“末永く八冠でいられるように”と願い込め…限定メニューで応援 叡王戦 同学年対決の行方は?
(平野菫記者) 「白玉がもちもちでおいしい。ぜんざいと少しすっぱいグミがあいますね」 藤井八冠が勝った時には、客に無料で配る予定の紅白の大福も準備していました。 (喫茶スマイル 鈴木松子店長) 「前回勝ったので、今回は勢いで絶対にいってくれると思うので、頑張って応援します。ファイト ファイト ファイト!!!」 そして、商店街には勝利を願う横断幕。瀬戸市在住の落語家で漫画家の登龍亭獅篭(とうりゅうていしかご)さんが、ほぼ全てを描いたといいます。 (登龍亭獅篭さん) 「叡王戦は不二家なので、かわいくペコちゃんっぽく描きました。リクエストがあるんですよ、商店街の人から。『今回はこういう絵がいいんじゃない?』と。最終局だから、きょうは大変なことになるんじゃないですか」 午後2時過ぎ。瀬戸市の商店街には、藤井八冠の防衛を祝うためのくす玉も用意されました。 (東京から来たファン) 「きょうは、くす玉を割りに来ました。ドキドキというよりは、きっとやってくれると信じて見ています」 地元は藤井八冠の勝利を信じて、その時を待っています。 ■叡王戦第3局では…扇子を落としたり、天を仰いだりの藤井八冠 さて、ここまでの叡王戦五番勝負。 5月2日の叡王戦第3局に1勝1敗のタイで臨んだ藤井聡太八冠は、珍しく落ち着かない様子でした。 手にした扇子を落としたり、天を仰いだり・・・そして。 大盤解説会の会場で見守ったファンも、言葉を失いました… 伊藤匠七段に終盤一気に逆転され、自身初のタイトル戦2連敗。 先に王手をかけられたのです。 そして5月31日。負ければタイトルを失う「カド番」で迎えた第4局。藤井八冠は積極的に仕掛けて完全に主導権を握り… 見事勝利! 2勝2敗のタイに戻し、叡王4連覇に望みをつなぎました。 いま日本中が注目する、21歳の2人がタイトル戦で初めて対決したのは、去年の竜王戦でした。 【去年10月】 (藤井八冠)「同学年だが、これまでは対戦する機会は多くなかったので、対戦できることを楽しみにしている」 (伊藤七段)「タイトル戦という舞台は、子どもの頃から憧れていた」
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