蓮舫氏「都民投票」の新公約 神宮外苑再開発で有権者と交流、否定意見多数 小池氏を“リング”に上げる
蓮舫氏は29日、東京・明治神宮外苑で新たな公約を発表した。神宮外苑の再開発について賛否を問う「都民投票(住民投票)」の実施を都議会に提案するもの。「小池都政8年間の負の象徴が神宮外苑の再開発。私が知事になったら直接都民に問いたい」と訴えた。 【写真あり】前代未聞…「カワイイ私の政見放送を見てね」掲示板の周囲をN国党のポスターが埋め尽くした都知事選の掲示板 既に公表した政策内で神宮外苑再開発の見直しを盛り込んでいたが、蓮舫氏は「再開発についてどのくらいの関心があるのか、正直私の中でも迷いがあった」という。それでも有権者と交流する中で「再開発に否定的な意見が多く、同じように考えてくれる人がたくさんいた」として公約を追加した。 投票の際の具体的な文言については明言を避けたが「都民投票を行う、手法や結果をどう判断するのかなどは、知事になったらすぐに手をつけたい」と答えた。 蓮舫氏はこの再開発を都知事選の争点のひとつと位置付けている。だが、19日の共同会見で小池氏に「争点になりません」と突っぱねられた。今回の公約追加は「争点を深めたい」(蓮舫氏陣営)ためで、“リング”に上がらない小池氏を再度おびき出すことが狙いだ。2人の対立構図を鮮明にさせ、有権者の都知事選への関心を高める一手となるだろうか。