過去に大規模な浸水被害 茂原市に水害対応のプロジェクト・チーム発足
チバテレ(千葉テレビ放送)
一宮川の中流域に位置し、度重なる浸水被害に悩まされる千葉県茂原市。 そんな茂原市に“水害対応”のプロジェクト・チームが新たに立ち上がりました。 12月2日、午前9時前、茂原市役所では「水害のない街づくりプロジェクト・チーム」の辞令交付式が行われ、市原淳市長からチームを束ねるリーダーらに辞令が手渡されました。 市原市長は、「市民の安心・安全を達成することを目標に力を合わせて頑張ってほしい」と激励の言葉を贈りました。 12月1日付けで発足したチームは、都市建設部長をリーダーに、土木建設課や都市計画課、それに防災対策課など、7つの課の課長ら22人で構成されます。 今後は市が進めている内水氾濫対策などの事業について、組織横断的に情報を共有した上で、取り組みの状況を市の広報誌やSNSを通じて市民に発信していくとしています。 平成元年以降だけで5回もの大規模な浸水被害を受けた茂原市。 チームリーダーを務める都市建設部の白井高部長は、チーム立ち上げの狙いを次のように話しました。 茂原市都市建設部 白井高 部長(チームリーダー) 「各部署のさらなる情報共有の連携のもと、より一層(水害対応)施策を実施していくとともに、市民へ諸施策を分かりやすく“見える化”して発信することができるよう、組織横断的なチームを設置した」 また、白井部長はチームについて、茂原市と一宮川流域の各自治体や県、それに国をつなぐ窓口約としての機能も充実させていきたい考えです。 茂原市都市建設部 白井高 部長(チームリーダー) 「プロジェクト・チームは水害を減らすための施策をまとめ上げていくということ。流域治水協議会の中にプロジェクト・チームの取り組みが反映される中で、県・国に対して、さらなる具体的な要望につなげていければと考えている」 なお、白井部長によりますと、12月6日に行われる予定のチームの第1回会議で、部署間の情報共有や連携のあり方、それに、今後推進する施策などを主な議題に話し合いが行われるということです。
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