ふるさと納税新制度に異論 泉佐野市が会見(全文6完)皆で考え、皆で決めたい
制度自体はどう評価しているのか
東海テレビ:東海テレビの【ユアサ 01:38:37】と申します。ちょっとふるさと納税そもそものところに関わるかもしれないんですけれども、現時点でのルールを踏まえて、もし今日ご説明されたように税収格差を固定したり助長するようなものであるならば、やらなくてもいいんじゃないかというような考え方もあるのかもしれないと思うんですけども、ふるさと納税制度自体についてはどのように評価されていますか。 阪上:私のほうから。ふるさと納税は本当にこれまでも、たぶんこれからもそうあってほしいと思っているんですけど、すごく素晴らしい制度だと思っています。やっぱり成り立ちというのはいろんなことを国も言うんですけども、結局は首都圏に集中し過ぎた税収を地方に分配というか、行き渡るようにしよう。それを国民が選択できるようにしようというのがこのふるさと納税の趣旨でございますので、現に一昨年でしたら3600億円ものお金が地方に行き渡るというような状況があって、すごく素晴らしい、地方にとってはすごくありがたい制度だなというふうに考えています。 もちろん今回の規制でそれが、われわれは縮小を狙っているものだというふうには考えていますけど、今回の法改正がありましたけども、今後ももちろんこれ改正されることはあるわけですよね。そういったところでやっぱりわれわれがしっかりと問題提起をさせていただいて、これまでのように国民世論といいますか、みんなでこのふるさと納税の制度について考えて、どのような姿が一番適切な状況なのかということを、やっぱり国が一方的に決めるわけではなくて、みんなでやっぱり考えて、みんなで決めていこうよということは引き続き訴えて、そういった形でいったんちょっと、われわれの受け止めとしては良くない方向に行きつつありますけども、それをまた変えていける可能性があるのもわれわれがやっぱり働き掛けをしていかないといけないというふうに考えておりますので、そういった取り組みを今後も引き続きやっていきたいなというふうに考えています。 司会:はい、よろしいでしょうか。一応、予定の終わる時間が14時半となっておりました。皆さんほかご質問、まだ、あと1問2問で、挙手をいただく方はもういてないですかね。はい。それでは。どうぞ。