戸上隼輔/篠塚大登ペアがフルゲーム制し8強入り「良い服があれば賞金で買いたい」＜卓球・WTTチャイナスマッシュ2024＞
＜卓球・WTTチャイナスマッシュ2024 日程：2024年9月26日～10月6日 場所：北京（中国）＞ 2日、WTTチャイナスマッシュ2024は大会7日目を迎え、男女シングルス2回戦と男女ダブルス2回戦、混合ダブルス準々決勝が行われた。 男子ダブルス2回戦では、戸上隼輔（井村屋グループ）/篠塚大登（愛知工業大）ペアがミウォシュ・レジムンスキ/Maciej KUBIK（ポーランド）と対戦。 試合は戸上/篠塚ペアが2ゲームを先取するも、第3ゲームからは流れが変わり、レジムンスキ/KUBIKペアが一気に2ゲームを連取。最終第5ゲームは戸上/篠塚ペアがギアを上げ、11-7で奪取し、フルゲームの末に戸上/篠塚ペアが勝利。8強入りを決めた。 女子ダブルス2回戦では、長﨑美柚（木下グループ）/金娜英（キムナヨン・韓国）ペアがアディナ・ディアコヌ（ルーマニア）/シャオ・マリア（スペイン）ペアと対戦。 国際ペア同士の一戦は競り合いになり、第1、第3ゲームは長﨑/金ペアが獲得するも、第2、第4ゲームはディアコヌ/シャオペアが奪取。最終第5ゲームは長﨑/金ペアが流れを完全に掴み、11-2で圧倒し奪取。フルゲームの末に長﨑/金ペアが勝利し、準々決勝進出を決めた。 女子シングルス2回戦では長﨑が陳熠（チェンイー・中国）と対戦。長﨑が2ゲームを先取するも、第3ゲームからは陳熠が流れを掴み取り、そのまま逆転で3ゲームを連取。長﨑はフルゲームの末に逆転負けを喫し、悔しくも2回戦敗退となった。 3日には、男女シングルス3回戦と男女ダブルス準々決勝が行われる。
戸上隼輔/篠塚大登ペア 試合後コメント
＜試合を振り返って＞ （篠塚）自分はシングルスを1試合だけ行いましたが、台の弾みやこの会場での試合にはまだ慣れていません。まだ2試合目なので、難しい部分もありました。ですが、試合をできるだけ良い形で終えられてホッとしています。 （戸上）シングルスの感覚とダブルスの感覚はかなり異なります。少し戸惑う部分もありましたが、何とか勝ち切れたことで自信を持って次に臨みたいと思います。 ＜五輪後の初めてのダブルスの試合だったが＞ （篠塚）五輪が終わってからはダブルスを一緒に練習する時間はあまり取れませんでした。ですが、五輪前の練習がまだ体に残っていて、コンビネーションもそのときのまま残っていると思います。 （戸上）今は海外での生活が中心で、普段なかなか練習できない部分があるのでその難しさはあります。シングルスの練習も必要ですし、ダブルスの練習時間もなかなか取れないので、コミュニケーションが大事になります。また、お互いの調子を確認しながら試合に臨むことが重要です。 ＜次の試合に向けて＞ （篠塚）チャイナスマッシュは強い選手ばかりなので、1試合1試合しっかり準備をして臨みたいと思います。勝ち負けよりも良い準備をすることが大事です。 （戸上）次も強いペアが来るので、最大限の準備をして挑みたいと思っています。 ＜賞金が大きい大会だが賞金の使い道は＞ （篠塚）最近は服にハマっていてDieselがお気に入りなので、良い服があれば賞金で買いたいと思います。 （戸上）あまりお金を使う場所がなく、食事くらいですね。日本に帰ったら同期や後輩におごりたいです。 ＜中国の食事について＞ （篠塚）会場で用意された食事はとても美味しくて、海外の試合の中でもレベルが高いと感じます。 （戸上）ドイツから来たので普段麺類を食べる機会がなく、毎日朝昼晩麺類が出るので毎食2杯食べてます。しっかり食べて動いています。 ＜海外のファンも日本語で応援してくれていたが＞ （篠塚）海外に来ても応援してくれることは本当に嬉しいです。次の試合でも応援をしてくれたら嬉しいです。 （戸上）日本語をわざわざ覚えて応援をしてくれる中国のファンがいることはすごく嬉しいです。
