シリアで大量麻薬焼却処分 覚醒剤カプタゴン100万錠
ダマスカス、シリア、12月26日 (AP) ― 大麻とアンフェタミンのような覚醒剤カプタゴン100万錠が12月25日、シリアの首都ダマスカスで焼却処分された。 シリア暫定政府の治安部隊は、アサド政権諜報部隊の旧警戒区域にある倉庫群を急襲して、大量の麻薬を押収した。 アサド政権が崩壊して以来、国内各地でカプタゴンの工業規模の製造施設が摘発されている。専門家によれば、シリアでは年間100億ドル規模で、この中毒性の高い薬物の世界的取り引きが行われていたという。 ほぼ14年間にわたるシリア内戦は、国土を分断し、経済を崩壊させ、カプタゴン製造のための肥沃な土壌を作り出した。 民兵、軍閥、そしてアサド政府が、麻薬の生産を犯罪集団による小規模なものから、10億ドル規模の産業収入源へと変貌させた。 暫定政権の治安部隊は、国内数カ所の軍事基地と、ダマスカスとその周辺の倉庫群で、大量のカプタゴン錠剤やその他の麻薬を押収した。 (日本語翻訳・編集 アフロ)