18日 福岡県などで30℃超 最も遅い真夏日に 東京都心は明日19日が31℃予想
今日18日(金)、福岡県や静岡県などで最高気温が30℃を超えている地点があり、最も遅い真夏日の記録を更新したところも多くありました。一方、関東では、今日は25℃に届いていない所が多かったものの、明日19日(土)は気温が上がる見込みで、東京都心は最高気温31℃の予想。今後数日は、気温が上がったり下がったりの変化が大きいため、服装選びに注意が必要です。
福岡などで真夏日の最も遅い記録を更新
今日18日(金)は、南から暖かい空気が流れ込んでいる影響で、東海から西の地域で、10月中旬とは思えない暑さとなっています。午後3時までの最高気温は、東京都心で22.9℃と過ごしやすくなった一方、福岡市で31.0℃、日田市(大分県)で31.9℃になるなど九州を中心に真夏日の地点が多くなっています。九州以外でも、益田市(島根県)で31.3℃、香美町香住(兵庫県)で30.9℃、松崎町(静岡県)で30.3℃になるなど、30℃超えの暑さとなっています。益田市や香美町香住など日本海側の地域では、南風によるフェーン現象も影響しているとみられます。 最高気温が30℃以上になっている地点の中には、真夏日の最も遅い記録を更新している所が多く、福岡市では、これまで最も遅かった1939年の10月14日より4日遅い真夏日となりました。日田市では、今年10月16日の記録をさらに更新する形となりました。
明日19日は東京都心で真夏日に 一方、西日本の暑さはトーンダウン
今日18日(金)、比較的過ごしやすい気温だった関東は、明日19日(土)は前線の南側で暖かい空気の流れ込みが強まり、グッと気温が上がる見込みです。東京都心では最高気温31℃の予想で、真夏日になるでしょう。 一方、今日、真夏日の所が多かった九州では、明日は午前中から雨の降りだす所が多いため、気温の上がり方が鈍くなる見込みです。最高気温は、福岡では大幅に低くなり25℃、鹿児島はやや低い28℃の予想。大阪は今日とあまり変わらず28℃くらいになりそうです。
20日は一時的に気温低下 その後は再び高温傾向
19日(土)は日本付近を寒冷前線が通過し、前線通過後の20日(日)は北日本を中心に寒気が流れ込むでしょう。東日本や西日本でも涼しい空気に入れ替わり、一時的に気温が低くなる見込みです。しかし、その後は再び、高温傾向となるでしょう。数日の間に、気温が上がったり下がったり、目まぐるしく体感が変わるため、気温に合わせた服装選びを心がけ、体調を崩さないようお気をつけください。
日本気象協会 関西支社 堂本 幸代