『室井慎次』無線パートに隠された秘話とは?狙いとお約束があった
Q:最初の声だけは「踊る」ファンお馴染みの亀山さんですよね。そこも谷口監督が演出を?
谷口:いえいえ、亀山さんに指示しろと言われても困ります(笑)。
本広:いつも無線の声は、亀山さんが自分で録ってますから、僕も何も言ってません(笑)。従来通り、縁起物で使わせていただいてますが、あれ以上使うと肝心なところでみんな泣けなくなる(笑)。僕が亀山さんの声を使うのは「踊る」ファンの方にもお馴染みなので、ちょっと笑えたりほっとしたりするシーンが多いんです。
谷口:それも『踊る』チームのファミリー感的な良さですよね。
本広:そうなんですけど、これまでの無線の声は歴代プロデューサー陣がやっていて、声に対して適当すぎたなと。改めてプロはこんなに違うんだと実感しました。
谷口:完成品を見るまで、実は浮いちゃうのではと、ちょっと不安でした。でも、ちゃんと風の音や音楽も相まって、すごく良かったし、最初の亀山さんの声もいい誘導役になってましたね(笑)。
Q:谷口監督も実は実写畑に進む可能性があったそうですし、実写でもアニメでもお二人がまた組む機会はありそうですね。
本広:僕らのベースには、日本映画“今村昌平”学校という恐ろしい血が流れていますし(笑)、お互いに実は Web3 などもやっているから、今後も谷口さんと組んで何かできたら絶対面白いだろうと思っています。
谷口:“今村学校”の行き着く先が Web3 なんて、僕ら以外にはよくわからないでしょうが(笑)、ぜひまたご一緒したいですね。