国民的妹キャラを心機一転!149cmの元声優が女子プロレスラーデビュー!
2日、新宿FACEにて『SareeeISM ChapterⅤ』が開催。第3試合では叶ミク(かなえみく)が桃野美桜を相手にプロレスラーデビュー戦を行った。 金光くみの名で声優活動をしていた叶ミクは、アクトレスリングで2022年に“透明度149%国民的妹”かなみっくの名でアクトレスガールズデビュー。 皆に愛される妹キャラで人気となり、必死に強敵に立ち向かう姿は観客の心を打ってきた。 近年はmic mic knife(=ロコモーション・ジャックナイフ固め)やジャーマンスープレックスホールドで勝利する場面も目立ち始め、絶対エースであった青野未来に挑むなど強さが垣間見えるように。 そんな中、8月14日の大会でアクトレスガールズ卒業を発表。本格的にプロレスラーになるために、かつてアクトレスガールズのプレイングマネージャーとして安納サオリやなつぽいを指導していた堀田祐美子に弟子入りしT-HEARTSに入団した。 この日はプロレスラーとしてのリングデビュー戦に。コスチュームもアクトレスガールズ時代のピンクのふわふわしたものから、『見た目から自分を奮い立たせられるようなかっこいいコスチューム』をイメージしてアクトレスガールズのなる(たまめみ工房)に作ってもらったという青のスタイリッシュなパンツ仕様へ変更。 ゴングが鳴る前にドロップキックで奇襲する気概を見せるが、これで桃野も遠慮なくドロップキックを叩き込み逆エビ固めで絞り上げていく。 叶もダイビングサマーソルトドロップやmic mic knifeとアクトレスガールズ時代からの技で攻めて行き、顔面にドロップキックを突き刺す。これで火が付いた桃野がカサドーラフットスタンプからロープにもたれかかる叶の顔面に低空ドロップキックを突き刺し、ヘッドバッドからスワンダイブミサイルキックを叩き込み3カウントを奪った。
デビュー戦を終えた叶は「悔しいです…プロレスラーとして今日デビューさせていただいて、やっとスタート地点に立てると思ってたんですけど全然まだスタート地点にも立ててなかったんだなっていうのが今日わかって。2年間アクトレスガールズでやってきたけど、本物のプロレスラーにはやっぱり技術とかそういう面では絶対に勝てないから、気持ちだけは負けないようにしようって思ってたんですけど…自分自身に負けてしまったなと思いました」と涙目で語る。 今後に関しては「やっぱり体力不足、スタミナ不足が見えた試合だったので、最後まで自分の必殺技を完璧に出せるようになるまでスタミナをつけないとなと思いました。自分が憧れてた世界にやっと入れて、今日桃野選手と対戦した事でもっともっとワクワクというか未来への希望が見えたのかなと。こんな小さい選手ですけど、もっと力強いパワーのある選手になって、日本の外、世界にも視点をもって頑張っていきたいと思っています」と意気込んだ。 叶の今後は10・14新宿FACE『伊藤薫デビュー35周年記念大会』にてSEAdLINNNGの光芽ミリアとタッグを組み、伊藤道場の志摩うた&LLPW-XのNØRIと対戦が決定済み。志摩は昨年末デビューだが、NØRIはパンクラス女子王座にも絡んでいる格闘家プロレスラーであるため厳しい戦いが続きそうだ。