イタリア勢の「CL全滅」を憂う。必要なのは“忍耐強い変革”だ【現地発】
インテルに続きユーベも敗退。アタランタは健闘したが…
2年連続でCLラウンド・オブ16敗退を喫したユーベ。C・ロナウドを擁しても、悲願のビッグイヤーどころか上位進出すらも叶わない。(C)REUTERS/AFLO
CLはユーベを含めラウンド・オブ16で全滅し、ELで勝ち残っているのもローマだけ。イタリア勢の欧州戦線における失敗は憂うべき事態だ。必要なのはクオリティー面はもちろん財政面にまで至る忍耐強い変革だが…。(文:マウリツィオ・クロゼッティ/訳:片野道郎 2021年4月1日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イタリア』を転載) ―――◆―――◆――― グループステージで散ったインテル・ミラノに続いて、ユベントス、アタランタ、ラツィオの3チームが、チャンピオンズ・リーグ(CL)のラウンド・オブ16で相次いで敗退。イタリア勢がCLでベスト8前に全滅したのは、実に5シーズンぶりのことだ。 さらにヨーロッパリーグ(EL)でも、ラウンド・オブ32で大会を去ったナポリに続き、ラウンド・オブ16でACミランが敗退。イタリア勢でヨーロッパ戦線に勝ち
本文:4,091文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。