元名物記者が明かしたコービーの秘話…「彼が自ら移籍を確信していた」と語るチームとは
12月6日(現地時間5日)、現地メディア『ESPN』の元記者であるエイドリアン・ウォジナロウスキー氏が、カーメロ・アンソニー(元ニューヨーク・ニックスほか)のポッドキャスト番組『7pm in Brooklyn』に出演。特にトレード関連のニュースにおいて、スクープの速さと衝撃度から『ウォジ砲(Woj Bomb)』と呼ばれ世界中の注目を集めていたウォジナロウスキー氏だが、ポッドキャストで久しぶりの「ウォジ砲」を投下した。 今回の「ウォジ砲」は、コービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)が、自身のニックスへの移籍を確信していたというものだった。同氏は、コービーが現役終盤の時期に2人で語り合った思い出を以下のように語った。 「コービーは"彼ら(レイカーズ)は僕にアムネスティ条項を使い、僕はニックスと契約するんだ"と言っていたよ。僕は"コービー、レイカーズはそんなことしないよ"と言ったんだ。"レイカーズが君にそんなことしたら、LAの人々は街を焼き払うよ"とね」 アムネスティ条項とは、高額な契約を交わしている選手が故障などの理由によりパフォーマンスを著しく低下させた場合において、チームに対する財務的影響を回避するために設けられたルールである。アムネスティ条項を行使して選手を放出することでチームのサラリーキャップに余裕が生まれ、他チームはベテランミニマム契約での選手獲得が可能となる。コービーは、当時不振にあえいでいたレイカーズがこの条項を行使してニックスへ放出すると確信していたという。 同氏がコービーとこの会話をしたのは「ジム・バスがレイカーズの経営に携わっていた頃」とのことだが、コービーの現役時代を考慮にいれると2013年から2015年頃の話になると推察される。この移籍がもし実現されていれば、当番組ホストのアンソニーとコービーによる超攻撃型デュオがニューヨークで見られたかも知れない。 現在は大学バスケ部のGMとして活動するウォジナロウスキー氏だが、番組では健在っぷりを証明するかのようなトークでファンを沸かせている。
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