エアコンとファンヒーターと電気カーペットで、コスパがよいのはどれ?1日「12時間」使用した場合、1ヶ月で電気代がどれくらいかかるかを比較
寒い冬を暖かく過ごすために、暖房器具を利用する機会が増えますが、電気代が気になる方もいらっしゃるでしょう。 そこで今回は、「エアコン」「ファンヒーター」「電気カーペット」を同じ条件のもとで使用した際にかかる電気代を試算のうえ、比較します。 ▼「エアコン」の電気代と、灯油ストーブの「灯油代」は1ヶ月でいくらかかる? それぞれの費用を試算 暖房にかかる電気代を抑える方法も、あわせてご紹介しています。寒い季節をお得に暖かく過ごしたい方は、ぜひ参考にしてください。
「エアコン」「ファンヒーター」「電気カーペット」を使用した際にかかる電気代
「エアコン」「ファンヒーター」「電気カーペット」を、それぞれ1日12時間稼働で、1ヶ月(30日)使用した場合にかかる電気代を試算します。 電気料金単価として、公益社団法人「全国家庭電気製品公正取引協議会」が定めた目安単価「1キロワットアワーあたり31円(税込み)」を使用します。電気代の計算式は以下の通りです。 ・電気代 = 消費電力(ワット)÷ 1000 × 使用時間× 31(円/キロワットアワー)×1ヶ月(30日) ■エアコンを暖房として使う場合にかかる電気代 エアコンを、暖房として使う際にかかる電気代を計算します。エアコンは、使用状況や製品によって消費電力が異なるようです。 ここでは8畳用のエアコンで、暖房にかかる消費電力が620ワットの製品を使用した際の電気代を計算します。1日12時間の稼働で、1ヶ月にかかる電気代は6919.2円になります。 ■ファンヒーターを暖房として使う場合にかかる電気代 ファンヒーターには「電気ファンヒーター」「石油ファンヒーター」「ガスファンヒーター」などさまざまな種類があります。ここでは、電気を熱源とする「セラミックファンヒーター」にかかる電気代を計算します。 ただし、セラミックファンヒーターも、製品や強弱のモードによって消費電力が異なる点にご留意ください。 消費電力が「強モード」で1170ワット、「弱モード」で640ワットの製品を1日12時間、1ヶ月使用した際にかかる電気代を計算すると、強モードで13057.2円、弱モードで7142.4円の電気代がかかります。 ただし実際は、強モードと弱モードを組み合わせたり、電源をつけたり切ったりしながら使用するため、かかる電気代はこの通りではないでしょう。 ■電気カーペットを暖房として使う場合にかかる電気代 電気カーペットも、製品や規格によって消費電力が異なるようです。ここでは、2畳用と3畳用の電気カーペットにかかる電気代を計算します。2畳用と3畳用電気カーペットの消費電力は、それぞれ490ワットと710ワットです。 それぞれ1日12時間、1ヶ月使用した際にかかる電気代は2畳用で5468.4円、3畳用で7923.6円です。ただし、常にこの電力量が使用されるわけではありません。自動で温度を調整したり、運転モードを切り替えたりしているため、実際にかかる電気代は上記と異なる可能性があります。