まさかの”大幅減俸”…減額制限以上ダウンの大物(4)FA移籍で”大低迷”
プロ野球はオフシーズンに突入し、契約更改が行われている。シーズンの大活躍で大幅昇給を勝ち取る選手がいる一方で、成績不振に陥った選手は、大幅な減俸となる例もある。ここでは、減額制限(年俸1億円以下は25%、それ以上は40%)を超える年俸ダウンを経験した一流選手を紹介する。
成瀬善久
出身:栃木県 投打:左投左打 身長/体重:180cm/87kg 生年月日:1985年10月13日 ドラフト:2003年ドラフト6巡目 NPBでは3球団でプレーし、現在は選手兼投手総合コーチとしてルートインBCリーグ・栃木ゴールデンブレーブスに所属する成瀬善久。やはり成瀬といえば、千葉ロッテマリーンズ時代の活躍が印象的だった。 横浜高校からマリーンズに入団した成瀬は、高卒4年目の2007年に大ブレイク。16勝1敗・勝率.941・防御率1.82と驚異的な数字を残し、投手2冠(防御率・勝率)に輝くなど、手が付けられない1年となった。 その後も2009年から4年連続2桁勝利を記録し、2014年オフに国内FA権を行使して東京ヤクルトスワローズと3年契約を結んだ。 ところが、移籍後の成瀬は思うような活躍ができず、2017年オフの契約更改では、減額制限を超える大幅ダウン。「契約させてもらえた」という言葉に悲壮感が漂っていた。 再起を図った2018年だったが、一軍登板すらなく、スワローズでは合計6勝に終わり退団となった。
ベースボールチャンネル編集部