ファミリア:神戸を中心に熱烈に支持される、ベビー・キッズ用品のパイオニア
ー2015年から「子どもの可能性をクリエイトする」を企業理念に掲げていらっしゃいますね。 代表取締役社長の岡崎忠彦が提唱したのをきっかけに、企業理念に掲げられました。
それまではアパレルが主体だったのですが、それを機に豊かなライフスタイルを提案できるようにといろいろな取り組みが始まりました。
たとえば、保育事業『familiar PRESCHOOL』や、ファミリア神戸本店での飲食事業『color of time』、リラクゼーション事業『PEONY』などです。
取り組みの軸は、“モノ・コト・マナビ”。最近ですと体感型のイベントも大変充実しています。その代表的な取り組みには、子どもが描いた絵を実際に形にしていくワークショップがあります。
今年の4月には阪急うめだ本店で、お子様の作品をもとに、お子様とファミリアのデザイナーが1対1で相談しながら、世界でひとつのお洋服を作るワークショップを実施しました。お子様が描いた絵を見ながら、「このリボンは立体的にする?平面にする?」「この柄は刺繍で表現していいかな?」「この飾りはどのくらいの大きさにする?」など、細かな部分まで話し合います。 また、出来上がったものを使用するシーンの話もしています。「発表会で着るワンピースを作りたい」というお子様には、「動きやすいようにした方がいいね」といった提案もしました。
総合的な育児支援を通して、より愛されるブランドへ
ー近年は他企業とのコラボレーションも多いですよね。 そうですね。ひとつのコラボレーションをきっかけに、他の法人様がお声がけくださることが多いんです。
なかでもお声がけいただいて驚いたのは、神戸の三宮にある生田神社とのコラボレーションです。コロナ禍で観光客が大幅に減ってしまったときに、「神戸の観光業を盛り上げるために一緒に何かできませんか」という話になり、ファミリアがデザインしたお守りや御朱印帳、御朱印帳を入れるバッグなどを作りました。
コラボレーションする上で大切にしているのは、両者の強みを生かすことと、新しい価値を創出することです。 違った強みを持つ法人様とご一緒することで、新しいお客様との接点が増えていくのではないかと考えています。