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河合優実と坂東龍汰のドラマ『RoOT/ルート』が「かなり深い」…！3回繰り返し見たが、「見るたびにおもしろくなっていく」と言えるワケ

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現代ビジネス

何といっても河合優実！

テレビ東京『RoOT/ルート』公式サイトより

　ドラマ『RoOT/ルート』の主演は河合優実と坂東龍汰である。 　テレビ東京の深夜の30分ドラマである。 【一覧】「令和最高の女優ランキング50」1位長澤まさみ、最下位はまさかの… 　地味めのドラマだがとても気になる。 　何といっても河合優実。 　1月からのドラマ『不適切にもほどがある！　』で昭和の女子高生を演じて、話題になった。このドラマ一本で有名になった。 　いまとても気になる女優である。 　『RoOT/ルート』では、未成年の探偵を演じている。高校を中退して、19で働いている。 　変わらず、いい味わいである。 　やる気のなさそうに見えて、でも懸命に探偵を務めている。 　河合優実に合っている役だ。というか、彼女が演じるとそういう独特の気配を出す。 　坂東龍汰は新米の探偵役である。 　やる気はあるが、使えないし、何だか運が悪い。 　この二人のコンビがいろいろと細かい仕事を請け負う。 　そのなかで、女子高生行方不明の事件と関わる。

なんだかすべて軽々しい

　行方不明の女子高生は、ヒロイン(河合優実が演じている玲奈)の高校時代の後輩だった。そして、しかもかなり深く仲良かった後輩である。 　彼女は有名な落語家である笑風亭呑楽(松尾貴史)の娘でもあった。笑風亭呑楽は、テレビでもコメンテイターをやっている。 　ドラマはこの「女子高生行方不明」を中心に、不思議な展開をする。 　メインの登場人物の行動が、なんだかすべて軽々しいのだ。 　裏社会のすき間を縫うようにして、探偵たちは動く。 　彼女たちは犯罪者ではなく、犯罪者を追いかけているだけなのだが、けっこう脱法行為を行うし、ときどき完全な犯罪行為も見せる。でも軽々しい。淡々と仕事をすすめていく。 　そこが見ていて何だか心地いい。 　この緩やかで不思議な気配が魅力的だ。 　ヒロインの玲奈はどんな場所にいっても、真剣で前向きで、地味だが軽やかである。 その気配にずっと浸っていたくなる。 　高校時代、彼女は陸上部で、走り幅跳びの選手であった。 　そのころの回想シーンが何度か出てくる。

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