ベアマンが複数年契約で来季よりハースのレギュラードライバーに…小松礼雄代表「FPで素晴らしい仕事ぶり」獲得の決め手を明かす|F1
ハースF1チームは4日、オリヴァー・ベアマンと2025年のレギュラードライバー契約を交わしたと公表した。また、複数年契約締結により、ベアマンは新規定となる2026年もハースで戦う見通し。 ハースの小松礼雄代表はベアマンとの契約に至った決め手についてこう述べている。『F1』公式がその言葉を伝えた。 「彼はスクーデリア・フェラーリ・ドライバー・アカデミーにおいて信じられないほどの成熟ぶりを示したね。今季サウジアラビアGP(虫垂炎で離脱したカルロス・サインツの代役として、フェラーリからF1デビュー)でベアマン見せたレースは一つの判断要素ではあったが、そこまで決定的な決め手ではなかった」 「昨年、オリヴァーはメキシコとアブダビ(※ベアマンはフリープラクティスにハースから参加)でその実力と、素晴らしい仕事ぶりを目の当たりにした。私はその時にもっと感銘を受けていた」 「ハースとして、実際にオフシーズンのテストやFP1セッションなど、オリヴァーと直接仕事をした経験がある。ジェッダのような難しいコースで、FP3からいきなりフェラーリに乗り込み、しっかりパフォーマンスを発揮した状況を見て、我々のところで仕事をしたらどこまでやってくれるだろうと期待をしたよ。(フェラーリでの走りは)まったく驚きではなかった。彼に対する信頼が増す一方だった」 そして小松代表は「チームは次のシーズンに向けて、早くも動いている。チームは向上しているし、より競争力を高めたいと考えている」と続け、2025年シーズンに向けて意欲を示した。 「ダイナミックで若く、才能がありながら頭の切れるドライバーが必要だった。我々にとって、オリヴァーのプロフィールはチームとして、そして私たちが目指す方向性にぴったりだった」 すでにニコ・ヒュルケンベルグが来季キックザウバー(アウディ)に移籍することが決まっており、来季のハースはようやく片方のシートが埋まる結果となった。 なお、来季のレギュラーシートで両方未定となっていたのはハースだったが、これで10チームすべて、少なくとも片方のシートは確定したことに。残すはメルセデス、VCARB、アルピーヌ、ハース、ウィリアムズ、キックザウバーの6チーム6シートのみとなっている。
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