ジープ新型「アベンジャー4xe」がザ・ノース・フェイスとコラボした限定車が欧州で登場 限定4806台は欧州最高峰の“モンブランの標高”から
アベンジャーの“本命”!? 4xeに設定された限定車
ステランティスのブランド「Jeep(ジープ)」は2024年10月25日、コンパクトSUV「アベンジャー」とアウトドアブランド「ザ・ノース・フェイス(The North Face)」がコラボレーションした限定車「アベンジャー4xe ザ・ノース・フェイス リミテッドエディション」を発表しました。 【画像】ジープ最小SUV「アベンジャー」に4WDの本命登場! アウトドアブランドとのコラボモデルを写真で見る(32枚)
ジープ新型アベンジャーは、2022年10月に世界初公開された、ジープブランド初となるバッテリー式電気自動車(EV)です。日本でも2024年9月26日に発売されました。 先日欧州で登場した2024年モデルには、従来のEVに加え、プラグインハイブリッド(PHEV)の「アベンジャーeハイブリッド」、さらにガソリンエンジン車(ICE)モデルも発表されました。 PHEVのアベンジャーeハイブリッドは、EVと内燃エンジンモデル(ICE)を補完するモデルで、1.2リッター4気筒ガソリンエンジンに48Vのリチウムイオンバッテリー、そして6速デュアルクラッチ電動ギアボックスが組み合わされます。エンジン出力は100馬力・205Nmとなります。 また新たに登場した新型「アベンジャー4xe」は、ジープの全輪駆動システム「4xe」と48Vマイルドハイブリッドテクノロジーを搭載した、いわば“本命”モデルです。136馬力を発生する1.3リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載。これに後輪を駆動する21kW(約29馬力)の2つのモーターを搭載します。 これにより、前輪駆動のアベンジャーe-ハイブリッドよりもプラス36馬力・25Nmというスペックとなり、0-100㎞/h加速は9.5秒、最高速度は194㎞/hというパフォーマンスを誇ります。 ジープらしくオフロード性能も卓越しており、砂利道などの困難な地形で最大40%の傾斜に対応し、前車軸のグリップがほとんどない場合でも最大20%のトラクションを維持できます。 48Vマイルドハイブリッドシステムは、e-DCS6(6速DCT)トランスミッションと統合されたモーターとの組み合わせにより、低速での完全電気モード(EVモード)での走行を可能としています。 ※ ※ ※ 欧州で注文が開始された新型アベンジャー4xeは、同時にザ・ノース・フェイスとのコラボモデルとなる限定車を用意しました。アベンジャーシリーズの頂点となるこのモデルは、ジープの象徴的なオフロードの伝統とザ・ノース・フェイスのアウトドア探検の専門知識の完璧な相乗効果を狙っています。 両社は協力して、電動モビリティを推進しながら、大自然を受け入れ、探検の概念を再定義する製品を作り上げました。この限定車は、ヨーロッパ最高峰「モンブラン」の標高4806mを反映し、4806台限定生産となります。 限定者にはサミットゴールドが散りばめられ、ゴールドのディテールが施された17インチのブラックアロイホイール、地形線と光沢のあるブラック リングを特徴とするジープ特有の7スロット グリル、スキッドプレート保護インサートなどの洗練されたアクセントによってさらに引き立てられています。 購入者専用のウェルカムキット「ザ・ノース・フェイス エクスプロア パック」も作成しました。このキットには、テント、ダッフルバッグ、ウォーターボトルが含まれており、すべてブランドのロゴが飾られています。 インテリアにも、モンブランのシルエットと「One of 4806」という文字がアベンジャーのロゴの下に誇らしげに表示され、この限定モデルがモンブランの高さと結びついていることが強調されています。 シートは選択が可能な素材で作られており、ノースフェイスの有名なパファージャケットを彷彿とさせる独自のデザインディテールも採用されています。 欧州ジープのブランド責任者、エリック・ラフォージ氏は「ジープ・アベンジャー4xeのザ・ノース・フェイス・エディションは、先進技術とジープの冒険心を組み合わせるという当社の目標を表しています。パフォーマンスと持続可能性を実現するだけでなく、多用途性とスタイルの新しい基準を確立するモデルを発表できることを誇りに思っています」とコメントしています。
VAGUE編集部