松本若菜さん・松村北斗さんポスター撮りで「完全再現!」漫画家が語る「自作漫画の実写化」への思い
キャスト3人に会って、最終回のネームがイキイキ描けた
渡辺 ひうらさんは『ホタルノヒカリ』が初のドラマ化だったんですか? ひうら そうなんです、初めてでした。今回の『西園寺さん~』もこのあいだ顔合わせがあったんですが、そういうのは久しぶりだったんで「ものすごくたくさんの人がいる!」とビックリしちゃって。スタッフさん含め100人くらいいるんですよ。普段は打ち合わせといっても担当さんと2~3人くらいのものなので、「なんだか大ごとになってしまった……」と焦りました(笑)。 渡辺 わかります~! ひうら 主演の松本若菜さんと松村北斗さん、娘のルカ役の倉田瑛茉ちゃんのポスター撮りにもお邪魔したんですが、それがちょうど連載最終回のネームの前だったんですね。そうしたら4歳の瑛茉ちゃんが本当にちっちゃくて、「ああ~、これくらいちっちゃいんだー!」とキュンとしてしまって(笑)。 渡辺 リアルに感じられたんですね。ポスター拝見したけど本当に素敵でした! ひうら そうなんです。3人にお会いしたことで、「この人たちは生きてるんだな」と実感できましたし、おかげで最終回のネームがイキイキ描けたので本当にありがたかったです。今は『1122 いいふうふ』ともども、放送・配信が始まるのを楽しみにしています。 渡辺 私も楽しみです! 今日はありがとうございました。 渡辺ペコ 2004年「YOUNG YOU COLORS」にて「透明少女」でデビュー。2009年「ラウンダバウト」が第13回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選ばれる。著書は「にこたま」「東京膜」「おふろどうぞ」他多数。2020年に完結した「1122(いいふうふ)」は現在、累計146万部を突破。現在「モーニング・ツー」にて「恋じゃねえから」連載中。 ひうらさとる 1984年「あなたと朝まで」(なかよしデラックス8月号)でデビュー。以降「ぽーきゅぱいん」「レピッシュ!」「月下美人」「プレイガールK」など、多くの話題作を発表している。2007年には「ホタルノヒカリ」が綾瀬はるか主演でテレビドラマ化され、大ヒットした。 構成・文/上田恵子
渡辺 ペコ/ひうら さとる/FRaU マンガ部