目立たず空間に調和、パナソニックが電気設備の意匠を刷新する狙い
パナソニックは12日、電気設備の意匠を刷新し、新コンセプトの製品群「アーキデザイン」として11月から本格展開すると発表した。照明器具やスイッチなどを空間に調和する目立ちにくいデザインにして、建築士などが扱いやすくする。既に一部の製品で同デザインを展開しており、ラインアップの拡充によって空間の統一感を演出する。 【写真】「アーキデザイン」の電気設備を取り入れた空間 パナソニック社内分社のエレクトリックワークス社が展開する。シンプルかつ直線的なデザインにして、天井や壁と調和するマットな質感に仕上げる。9月に発表した照明器具「LEDコンパクトランプ」などが既にデザインを採用済み。小型化や部品点数の削減、取扱説明書の電子化などで環境負荷軽減も訴求する。 従来は製品カテゴリーごとに設計をしており、統一感を持たせるのが難しかった。建築士や設計事務所からは建物に溶け込みやすい設備の需要があり、幅広い製品を手がける総合メーカーの利点を生かして応える。