【スーパーハイトワゴン強し】 2024年8月期 軽自動車新車販売の車名別ランキング
2024年8月期 軽自動車新車販売車名別ランキング
全国軽自動車協会連合会は、2024年8月期における軽自動車新車販売の車名別ランキングを発表した。 【写真】新型スペーシア・ギア追加で順位に変動は? スズキ・スペーシアをみる (86枚) ■2024年8月期 軽自動車通称名別新車販売トップ10 1位 ホンダNボックス:1万4441台 2位 スズキ・スペーシア:1万1166台 3位 ダイハツ・タント:9929台 4位 スズキ・ハスラー:6376台 5位 スズキ・ワゴンR:5611台 6位 日産ルークス:4786台 7位 スズキ・アルト:4744台 8位 ダイハツ・ムーヴ:4427台 9位 ダイハツ・タフト:4370台 10位 三菱デリカ・ミニ/eK:4332台 8月期の軽自動車の車名別ランキングは、ホンダNボックスが前年同月比14.1%減ながら1万4441台を販売して、3カ月連続での首位に就く。 続く第2位には同27.3%増の1万1166台を記録したスズキ・スペーシアが、第3位には同9.3%減ながら9929台を売り上げたダイハツ・タントが入り、前月と同じくスーパーハイトワゴンがトップ3を占有した。 また、第4位には5月に一部改良を実施したスズキ・ハスラーが同12.3%減ながら6376台を登録して順位を維持し、さらに第5位にはスマイルの販売が好調なスズキ・ワゴンRが同0.4%増の5611台を達成して1ランクアップを果たした。 なお、スズキ・スペーシアにはまもなくSUVテイストの新型スペーシア・ギアが追加される予定なので、新車効果が薄れつつあるホンダNボックスとの首位争いは年末に入ってより熾烈になるものと推測される。
それ以外のモデルは?
■注目モデルの動向 6月に商品改良を行った日産ルークスは前年同月比3.8%増の4786台を販売して第6位に、6月にサイバーセキュリティに関わるソフトウェアのプログラムを変更した三菱デリカ・ミニ/eKは4332台を登録して第10位にランクイン。 また、6月に商品改良を図った日産デイズは同6.5%増の3732台を記録して第11位に、値上げ前の駆け込み需要があったホンダNワゴンは同4.4%増の2464台を売り上げて第14位に、2月にマイナーチェンジしたスズキ・エブリイワゴンは同47.5%増の1572台を成し遂げて第15位に入る。 一方、軽EVのカテゴリーでは日産サクラが6月に一部改良を図ったものの同36.8%減の1530台と伸び悩み、同じく5月に一部改良を実施した三菱eKクロスEVも同16.9%減の212台と低迷する。 対して、昨年12月に大幅改良を行って電動系コンポーネントを刷新し、車名もミニキャブ・ミーブから改名した軽EVバンの三菱ミニキャブEVは、同381.9%増の400台を達成。 また、4月に仕様変更を図るとともに特別仕様車のFUN「STYLE+ NATURE」を設定した軽バンのホンダNバンは、同7.0%増の1997台を成し遂げた。 なお、登録車と軽自動車を合わせた8月期の車名別ランキングのトップ5は、ホンダNボックスが3カ月連続でのトップに立ち、以降はスズキ・スペーシア、トヨタ・カローラ、ダイハツ・タント、トヨタ・シエンタの順で続く。 月間販売台数1万台超えは、前月から4車種減って3車種にとどまった。
大貫直次郎(執筆) AUTOCAR JAPAN(編集)